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どうやってリスク低減を図っているの?

こんにちは!
クラウドクレジット株式会社営業部長の成(せい)と申します。

すっかり桜が綺麗な季節になりました。
皆さん、お花見はされましたか?
先日当社も鎌倉にてお花見を行いましたがやはり桜はいいですね♪
なるべく長く咲いていてほしいものです。

さて、本日は当社のファンドがどのようなリスク低減の施策を行っているかご紹介したいと思います。
国内のソーシャルレンディング(クラウドファンディング)業者が行っている施策とは違ったものとなっているため、
「わかりづらい!!」というご意見を多数いただいておりました。
そのため、なるべく長文にならずにご説明させて頂きます。

 

【小口分散】
<対象>
enlightenedペルー小口債務者支援プロジェクト
enlightened北欧個人向けローンファンド
enlightenedイタリア消費者ローンファンド
enlightened欧州3か国個人向けローンファンド
enlightenedバルト三国自動車リースファンド

 

当社が取り組んでいる代表的なリスク低減策の一つが「小口分散」です。
仕組みの例をあげますと1000万円を10人に対して一人当たり100万円貸し付けた場
合、1件でも回収できないと大変な損失となりますが、同じ1000万円でも100人にそれぞれ10万円貸し付け、小口の貸付件数を増やすことで1件あたりの貸し倒れ損失を低くしようという方法です。

また、大数の法則(※)を効かせるため、なるべく多くの債務者に貸付を分散するようポートフォリオを形成しておりもっとも多くの債権を保有するファンドは「ペルー小口債務者支援プロジェクト」の8万件となっております。

※大数の法則
コイン投げを数多く繰り返すことによって表の出る確率が徐々に1/2に近づいてゆくケースのように、多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理のことをいう。

 

ポイント:「貸し倒れを起こさない」のではなく、「貸し倒れは起きるもの」と考えた場合、非常に有効な施策です!

 

 

【延滞債権買戻し】
<対象>
enlightenedバルト三国自動車リースファンド

 

債務者からの返済が一定期間滞った場合、その債権を提携業者に買取って頂くことで損失を限定する仕組みです。
損失を限定するだけでなく債権を売却して得た資金で新たな貸付を行うことで正常な債権に戻し金利を稼ぐことができます。
対象のファンドは小口分散に加えて延滞債権買戻しの条項を提携業者と結んでいるため二重にリスク低減の仕組みを取り入れております。

 

ポイント:債権の貸し倒れによる投資家の損失を限定する施策です!

 

【実物資産の買戻し(売戻し)】
<対象>
enlightenedカメルーン中小企業支援プロジェクト
enlightenedバルト三国自動車リースファンド

 

提携業者が実物資産を取り扱っている場合に損失を限定させるために行っている施策です。それぞれのファンドによって詳細が異なるため区別してご説明いたします。

 

◆バルト三国自動車リースファンドの場合◆
本ファンドは自動車のリース料債権への投資ですので、自動車そのものは提携業者であるmogo社が所有しております。
自動車使用者のリース料支払に不履行が生じた場合には、自動車を回収して現金化することで損失を限定することが可能となっております。担保を取った貸付とは異なりますが、自動車はmogo社の所有となっていることで同様の効果があるわけです。
この仕組みはmogo社のリース料(貸し)倒れリスクを軽減することですので、その結果ファンドのリスク低減にもつながります。

 

◆カメルーン中小企業支援プロジェクトの場合◆
本ファンドの仕組みである「トレードファイナンス(売戻条件付売買契約)」を例でご説明いたします。

① カメルーンの自動車タイヤ業者の在庫のタイヤを、Ovamba社が市場価値(たとえば1000万円として)の50%の価格(500万円)で購入します。
 (当該タイヤの所有権はOvamba社に移転しますので、担保を取っているのと同じ効果があります。)

②タイヤ業者は、その500万円で、新たにタイヤを海外に発注します。
(在庫が売れて現金が出来てから発注するより、タイヤの回転が速くなります)

③一定期間(たとえば3か月後)後に、Ovamba社は当該タイヤを当該タイヤ業者に(たとえば)600万円で売り戻しします。

④Ovamba社は当該商品を売り戻すことで、当初の投入資金(500万円)を回収するとともにトレードファイナンスの利息と手間賃に相当する利益(100万円)を得ます。
万が一、当該タイヤ業者が商品(タイヤ)の買戻しができなかった場合にはOvamba社は当該タイヤを第三者に売却することで資金の回収を図ることが可能です。

 

ポイント:債務不履行になった場合などには実物資産を売却することが可能であるため、提携先オリジネーター(mogo社やOvamba社)にとっては実質的に「担保」を取っているのと同じ効果を持ち、その事業リスクが低減されていることが最大のポイントです!!

 

現在当社で行っているリスク低減の施策は以上になります。
リスク商品とはいえお客様の大切なお金をお預かりしているという意識を今後も高く持ち皆様に喜ばれるファンドを組成してまいります!!

 

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