クラウドファンディングの今後のかたち
こんにちは、マーケティングテームです。
世界のクラウドファンディングについて、massolution という会社が詳しい調査結果を公表しています。
今回は、massolution “2013CF The Crowdfunding Industry Report”より今後のクラウドファンディングのかたちについて少しご紹介します。
Massolutionは、クラウドファンディングの4つの方向性を示唆しています。
①ニッチプラットフォーム:
特定分野のプロジェクトオーナーに特化したプラットフォーム。芸術、演劇、不動産、食品・飲料、情報技術、ファッション、ジャーナリズムなどの分野が挙げられる。
②地域コミュニティプラットフォーム:
地域投資に特化したプラットフォームであり、クラウドファンディングが地域の投資を拡大させることが指摘されている。社員コラムでも紹介した「iikuni」などもこれです。
③ハイブリットプラットフォーム:
クラウドファンディング・モデルを統合したプラットフォームであり、ニーズに即してモデルを設計するようになると予測されています。
④企業のクラウドファンディング採用:
Massolutionは、「将来の製品・サービスの需要調査としてクラウドファンディングを採用することで市場分析などにかかるコストの低減が可能である」と予測しています。
昨年9月、サイバーエージェントのクラウドファンディングサイト「Makuake」において資金を集めていた電子ペーパー時計「FES Watch」は、実はソニーが社名を隠してクラウドファンディングを行っているものであったことは、記憶に新しいと思います。
また、今後のクラウドファンディング市場規模の広がりは、「クラウドファンディングがマクロレベルでの経済発展にどのように貢献できるか[massolution (2013)]」に左右されるとしており、
・クラウドファンディングが主要な開発銀行・機関の活動に組み込まれるか?
・そこでシナジー効果が発揮されるか?
・クラウドファンディングという手法が経済発展に寄与するか?
などが大きなポイントになるとされています。
massolution
http://www.massolution.com/