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【杉山智行のブログ】マイクロクレジット事業始めました。

クラウドクレジット代表の杉山です! 久々にブログを更新します。

先々月に15回飛行機に乗り、今でも体が堅いです f^_^;

当社の近況については、先月の出張中に僕が撮ってきた写真を纏めたブログ記事をfacebookチームが更新してくれていますので、そちらもよろしければご覧ください。

本日、ペルーにある当社の子会社がペルー共和国でリテール延滞債権の減免、回収を行う事業に出資を行ったことについてプレスリリースを出しています。

(プレスリリースはこちらをご覧下さい。) ?

http://old.crowdcredit.sunny-gem.jp/blog/press-release/pr010814/

当社の子会社が出資を行った事業を行う回収業者はペルーでも最大規模のコールセンターを持ち、回収能力が同業他社と比べて高いと考えられること、社長が弁護士出身ということもありコンプライアンス意識の非常に高い方であること、また当社自体の準備にかかってしまう時間を理解してもらえるなど密なコミュニケーションが行えたことなどから、今回の出資に至りました。

当社のマイクロクレジット事業の第一弾となりますが、ここまで来るのにも長い道のりがありました。

リテール延滞債権を銀行から買い取り、債務者と減免交渉を行い、債権の回収を行う業務(債権回収業)への投資は、一昨年の9月から検討を始めていました。

当時、私が経済の成長と安定を両立しているペルーにおいて貸金事業を行える可能性を調査するために現地に赴いた際に、お世話になっている方に(最初は自社でフルラインの貸金業者を設立しようと考えていたため)延滞したローン債権を買い取って回収を行う業者を紹介してもらったことがきっかけでした。

前職でも債権回収業者のオフィスを拝見する機会がなかったので、回収業者が実際どのように事業を営んでいるのだろうと思いながら営業所に伺ったことを覚えています。

訪れた回収業者さんのオフィスでみた光景は、コールセンターで200人ほどのオペレーターの方々が真剣に債権回収業務に取り組まれている姿でした。

ペルーでも、昔は対面での強引な債権回収が行われていたそうです。

全身まっ黄色の服を着た回収業者がローンを延滞している人の職場に行き、太鼓たたいて踊りながら「◯◯さ?んが返してない、◯◯さ?んが返してない♪」と歌う、嫌がらせ行為が蔓延していたようなのです。

ただし、現在はこういった行為は規制で禁止されており、当時お会いした業者さんも「回収の際に会うとトラブルが起こるので、電話での減免交渉、回収に関するアドバイス、督促以外は一切行わない」という回収ポリシーを持たれていました。

その際「ペルーで投資を行うのであれば、回収業務にそのまま投資してしまうのもひとつの手段では?」というご提案を頂き、債権回収業という分野への投資の検討を始めることになりました。

不良債権投資とは、銀行から延滞しているローンを、例えば額面の3%などで買ってきて3年くらいかけて額面の6%程度の回収を目指すものです。

当社の不良債権投資事業をペルーの銀行から見ると、数年延滞しているようなローンの回収業務を行いながら積立金を額面の100%積むような状態を、不良債権の売却によって終わらせて、新たなローンを貸し出す本業により集中できます(もちろん、このことにより新たにローンを借りられる人が出てきます)。

。。)

投資家の観点からも、3で買ってきたものが3年ほどで6になる投資機会です。

事務コストを引いても投資したお金が例えば1.5倍になれば、悪い投資ではないということになります。(もちろんリスクは高いですが。)

当社の投資1号案件はオーソドックスな融資とは別のものとなりましたが、今後も当社は社会的リターンと経済的リターンの両立を目指した投資を順次行って参りますので、ご支援ご闊達の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。

当社オフィスにて 杉山智行


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