SDGS:持続可能な開発目標~ジェンダー平等実現に取組む投資~
■ごあいさつ
はじめまして、クラウドクレジット商品部の松浦と申します。
私が所属している商品部は、当社のウェブサイトに掲載しているファンド商品を組成する部署で、投資先の発掘・条件交渉・ドキュメンテーション等販売に至るまでの過程を担当しております。
さて、ハロウィンの喧騒も過ぎ去り、いよいよ寒さが身に染みる季節となってまいりましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は自分にとって変化の多かった2018年を思い返しつつ、冬の支度をする日々を過ごしております。
振り返りますと、弊社は社会性と経済性の両立を目指すべく、2018年6月18日に社会インパクト投資宣言を発表し、投資家の皆様に社会インパクト投資の機会をご提供することで、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に積極的に取り組んで参りました。
SDGsの概念及びその成り立ちに関しましては、弊社法人営業部の原がこちらの記事で詳しく説明しておりますので割愛いたしますが、私からは、弊社のSDGsへの取り組み事例として、ファンド商品を採り上げ、日本の投資家の皆様がクラウドクレジットを通じて投資された資金がどのようにSDGsの実現につながるのか、お話しさせていただきたいと思います。
事例紹介:メキシコ女性起業家支援ファンド~「SDGs:ジェンダー平等の実現」~
■どんなファンドなの?
メキシコにある金融機関に融資をするファンドです!
■どんな国に貸すの?
メキシコ女性起業家支援ファンドの投資対象国となるメキシコという国は、日本人にとって馴染み深い国である一方で移民問題や治安など、色々な課題を抱えた国です。そのうちのひとつが、金融包摂です。世界で預金口座を持っていない人口20億人(世界の3割弱)のうち、3%である6千万人がメキシコ人であると言われています。これは、メキシコの人口の約半分に当たりますので、いかに多くのメキシコ人が金融にアクセスできていないかおわかりになるかと思います。
メキシコ女性起業家支援ファンドの融資先となる金融機関は、このような金融サービスが行き渡っていないメキシコという国の中でも特に金融サービスを受けにくい人々を対象に事業を営んでいる金融機関です。
■誰に貸しているの?
5月に第1号ファンドを発売させていただきましたメキシコ女性起業家支援ファンドですが、一年間を通じて、累計2億円を募集する予定です。
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2万社÷40万社(メキシコで女性がオーナーを務める零細企業)=5%
もちろん借換えなどの諸要素も総合的に勘案する必要はありますが、少なからぬインパクトをもったファンドであるということは実感して頂けるのではないかと思います。
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いかがでしたでしょうか。具体的な数値で社会的インパクトの規模を推計すると、一人一人では影響力に限界があっても、全員の力が合わされば思っていたよりも大きな変化をもたらすことができることが実感頂けましたら幸いです。
メキシコ女性起業家支援ファンドは、弊社が取り組んでいる社会インパクト投資のほんの一例です。ぜひ皆様と社会が抱える様々な課題にくさびを打ち込めるよう、様々な商品を組成して参りたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。また、今回はブログ記事でのご紹介となりましたが、弊社は定期的にセミナーを開催しております。社会インパクト投資に特化したセミナーもございますため、ぜひお気軽にお越しください。直接皆様のお目にかかれますのを楽しみにしております。