多少冗長になってしまったため、ご興味のある部分のみ読んでいただけますと幸いです。
1.一般的な運用業者の評価基準 – 5つのP
●フィロソフィー(Philosophy)= 投資哲学
●ピープル(People)= 人材
●プロセス(Process)= 投資プロセス
●ポートフォリオ(Portfolio)= ポートフォリオの構成
●パフォーマンス(Performance)= 運用効果
のことです。
上記の企業年金連合会のウェブサイトでは「運用機関としての運用哲学、組織理念が明確で、かつ一貫しているかどうかということ。そして、これが人材や、運用プロセスにどのように反映されているかをチェックすることが重要である。」と説明されています。
企業年金連合会のウェブサイトでは「質的、量的に十分な人員を配置しているかどうかということである。専門知識や経験豊かな者が必要な数だけいることが重要だが、ファンド・マネジャー、運用責任者の交代頻度が高くないかといったことにも留意する必要がある。」と説明されています。
企業年金連合会のウェブサイトでは「資産運用の意思決定をどのように行っているかということ。運用方針を決定する組織や基準が明確で効率的か、リスク管理は適正に行われているか等が重要である。」と説明されています。
企業年金連合会のウェブサイトでは「パフォーマンスの源泉である資産の種類や銘柄構成等がどのようになっているか分析すること。」と説明されています。
企業年金連合会のウェブサイトでは「運用結果の検証。運用結果を、市場ベンチマーク対比の運用利回りや、類似ファンドの複数のデータを集めたユニバースと対比して評価される。」と説明されています。
2.クラウドクレジットが重要視していること
クラウドクレジットではファンドをお客様にご提供するにあたって、リスクマネジメント、アカウンタビリティの2つを特に重要視しています。
ソーシャルレンディングはとてもリスクの高い投資です。
例えば株式投資について過去の50年、100年という超長期でみたときの平均年率リターンはだいたい5~8%くらいといわれているそうで、日経平均株価もリーマンショック前後では1年弱で半値になってしまったり、一昨年2016年も何か特別な経済/金融ショックがあったわけでもないのに年始から一時20%以上も価格を下げてしまったりしたなど、投資家の方は非常に渋い思いをしながらリターンを得ています。
期待リターン5~8%というのは、多くのソーシャルレンディング事業者で目標とされているリターンの水準とちょうど同じくらいです。
株式投資家は日常的に渋い思いをしながら(超長期で)5~8%のリターンを得ているのに、ソーシャルレンディングだけ一本調子で5~8%のリターンを得られると考えるのは楽天的すぎます。
クラウドクレジットでは、投資家の方にソーシャルレンディングで投資を行うローンは日常的に遅延、デフォルトを起こし、元本割れをしてしまうファンドもでてくることを前提として投資をしていただきたい旨を繰り返しご説明してきました。
このブログを書いている2018年7月現在、これまでクラウドクレジットがお客様にご提供をしてきたファンドのうち4%程度が遅延を起こしており、そのうちの半分(全体の2%程度)は回収額が元本に達しないとの見通しを投資家に方にお伝えさせていただいています。
その中で、クラウドクレジットが特に重視をしているリスクマネジメント、アカウンタビリティについてそれぞれご説明をさせて頂きます。
投資したローンが遅延、デフォルトが起きることを所与とすると、当然それを管理する体制が必要になります。
●遅延、デフォルトが起きた際の回収率を最大化できる確率をあげるためのストラクチャ強化
●既存融資先のモニタリング
●遅延、デフォルトにつながりうる事象の早期発見とそれを治癒して遅延、デフォルトを回避しうる施策の融資先との折衝
●遅延、デフォルトが起きた際の回収額の最大化
等の業務を専門で行う部署を新設し、これらの業務をさらにひとつ高い水準で行っていくことを目指しています。
ローンへの投資は、株式への投資よりも透明性が低いと言われます。
●運用中の全ファンドの資産の質を開示する期待リターンマップ
●全出資実行者の方の推定リターンの分布図
●償還したファンドのパフォーマンス・レポート
●遅延しているファンドの状況をご報告するレポート
をどなたにでも見て頂けるようにしています。
3.基本的な管理体制を構築できていない可能性が高い事業者の簡単な見分け方
ソーシャルレンディングはマイナス金利時代の新しい運用対象
日本ではゼロ金利、マイナス金利の時代がもう20年近くも続き、従来の株式プラス債券という定石のアセット・アロケーションで運用を行うことが教科書に書いてあるほどは楽でなくなってきました。
その中でローンという実物資産に投資を行うオルタナティブ投資であるソーシャルレンディングは、日本の個人投資家の方にとっても新たな投資機会となっています。
ぜひ当ブログでご紹介をさせて頂いたポイントも考慮して、クラウドクレジットのファンドでの運用をご検討いただければと思っております。
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