フロンティア市場でWin/Winをつくるには
クラウドクレジットの杉山です。
当社では近々キャッシュプレゼントキャンペーンを実施いたしますので、ご期待ください!
また当初の予定より2か月程度遅くなってしまいましたが、カメルーンのトレードファイナンス取引に投資を行うファンドの販売も近々開始いたします。
そこで、こちらのブログでもカメルーンのファンドについてご紹介をしていきます!
トレードファイナンス取引はローリスク
プライムのトレードファイナンス取引はどの国でもセグメントとして貸倒れが少なく、リーマンショックなどの極端な景気変動に対しても感応度が低いという特徴を持っています。
ですので通常はリスクが低ければリターンも低いということで金利は低いのですが、カメルーンというフロンティア市場のトレードファイナンス取引はアップサイドがとれそう、ということでクラウドクレジットではカメルーンのトレードファイナンス取引への投資を案件化することにしました。
カメルーン経済に投資ができる背景
しかし、ではフロンティア市場に投資を行うリスクの方はどうなのか?ということが問題となります。
カメルーン政府の信用格付はシングルB(S&P)と、同じS&Pの格付でいうと日本のA+、クラウドクレジットの子会社が延滞債権への投資を行っているペルー(BBB+)と比べてかなり低いものになっています。
(世界の国のカントリーリスク(ソース:Euler Hermes))
一見するとカメルーンの経済や社会自体がすぐ混乱してしまうリスクが高そうですが、カメルーンの場合、IMF、世界銀行およびアフリカ開発基金による貧困削減のための政府債務削減プログラム(HIPCイニシアティブ)があることによって経済運営が持続可能なものとなっています。
(カメルーンの対外債務対GDP比率の推移)
この政府債務の削減プログラムはあくまで貧困の削減を目指すために行われていますので、この機会を利用して投機的な取引を行えるかというと、隠れてひっそりとはできるのかもしれませんが、現実的ではありません。
そのためクラウドクレジットがカメルーンの新ファンドで行う投資も、クラウドクレジットがご提供しているファンドの中でも特に社会的リターンにフォーカスしたものとなっています。
もちろん、成長市場への投資ですので過度に低い金利での投資を行う必要もないため、経済的リターンのアップサイドも妥協はしていません。
クラウドクレジットとして初めてアフリカというフロンティア地域への投資機会を近々ご提供できるのを楽しみにしています!