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Samurai FinTech

先日開催された"Fintechスタートアップ最新トレンド2016”に弊社の杉山が登壇しました!

 

天王洲アイルにあるSamurai Incubate Inc.(サムライインキュベート)のイベントスペースでは、スタートアップ企業の交流を活性化させるために様々なイベントをアレンジされています。

 

今回のイベントのテーマは、すばり、現在世界的に話題となっている“FinTech”でした!

海外では FinTechのアクセラレータープログラムや、スタートアップへの出資、買収が年々増えている反面、国内では世界と⽐較するとまだその数は少なく、まだまだ国内Fintech市場も成長する可能性を秘めています。イベントでは、国内のFintech起業家、Fintechスタートアップとのアライアンスを担当するメガバンクの各担当者が今後のFintechの展望を議論しました。

 

FinTechスタートアップ企業の登壇者には、イスラエルでブロックチェーン技術を使った”ZEROBILLBANK”を運営する堀口純一さん、経費精算アプリ”Crowd Cast”の開発・運営をする星川高志さん、そして杉山の3名。パネラーには”マネーフォワード”の瀧俊雄さんという豪華なメンバーでした。

 

 

パネラーの瀧さんから国内のFinTechの盛り上がりに関し、今後の動向を聞かれると、各々違った見解がでてきました。

 

FinTechにはエンジニア(Tech)サイドから関わってきたという星川さんは、テクノロジーの発達によって取得可能となった大量のデータをどう生かすかが大事だと指摘されました。今後の発展はFinTech全体で盛り上がっていくというより、決済分野での発展、そして送金分野での発展など、プロセスの川下から川上の分野ごとに発展していくだろうと予想しています。日本国内の発展速度は予想より鈍かったと述べられていますが、今後は大企業もFinTechに予算をつけて取り組んでいくと思われ、より一層加速すると考えています。

 

堀口さんは、日本人のリスクテイクの精神の低さが発展速度を遅めている、と続けました。 イスラエルで会社を運営する自身の経験から、 イスラエル人の卓越した起業家精神が、FinTechの発展だけでなくスタートアップ全般の発展に繋がっていると感じたそうです。イスラエルでは中学生にでさえもビットコインを使わせ、コード言語のPython を習わせるなどテクノロジー教育が素晴らしく、同時に失敗することを恐れないリスクテイクの精神が強いため、続々と起業する人が増えています。今後の日本には、すでにあるアイデアを実行するエグゼキューションが求められます。

 

FinTechに金融(Fin)サイドから関わってきた弊社の杉山は、貸付市場の拡大可能性を一番に指摘しました。今後の課題は海外送金をより分かり易くすることであり、日本では特にこれまで資産運用をしてこなかった30〜40代の人々をターゲットにしていきたいと考えています。

 

今般アフリカのカメルーンの中小企業に与信取引を行う企業との業務提携などを推進中で、貸付市場を徐々に拡大している弊社ですが、この貸付の重要な点として、個人が市場に参加する際のコストが下がってきている点が挙げられます。 登壇者の星川さんが滞在していらした英国ではFinTechがとても発展しています。 その背景にあるのは、送金手数料の低さ、クラウドファンディングの発達などです。 日本ではまだまだ規制が厳しく、英国に追いつくには規制緩和の必要がありますが、スタートアップ企業だけではできないことも、今後大手銀行や大企業がFinTechに乗り出すことで変わっていくことが期待されます。

 

今回の豪華イベントではFinTechに様々な方面から関わる人々が交わり、新しい交差が新しいアイデアを生みそうな予感がしました!今後もFinTech市場で活躍するCrowdCreditに期待です!


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