気になる為替リスク「ペルー・小口債務者支援プロジェクト」
この度、ブログという形でお客様への情報発信を不定期で始めさせて頂きます。
多くのお問い合わせに対するご説明や、お会いした方々とのお話のご紹介など有益な情報を発信できればと考えております。
さて、第一回目となります今回はお問い合わせのなどでもよくお尋ねいただく、「ペルー・小口債務者支援プロジェクト」の、為替リスクをお伝えします。
ペルー・小口債務者支援プロジェクトとは
はじめに「ペルー・小口債務者支援プロジェクト」について簡単にご説明します。
当社は不良債権を額面の数%の金額で購入し、債務者との返済相談、減免交渉をし、約3年かけてその額面の1.5倍程度の回収を目指すものです。当社が買い付けた債権の金額と債権回収した金額の差益がお客様への分配原資となるプロジェクトになります。
以下は投資スキームの図解です。
図解の詳細は以下になります。
- 日本の投資家から集めたお金でクラウドクレジット株式会社(以下、当社)からクラウドクレジットペルー(以下ペルー子会社)へ「子会社貸付(円建て)」実行。
- ペルー子会社は「現地通貨(ヌエボ・ソル)」で不良債権を額面の数%の金額で購入。
- 業務委託会社は債務者に債務の減免を伝え、返済の交渉(回収業務)を実施。
- 債権回収したお金を原資として毎月決まった金額を当社へ返済(元利均等返済)する。
- 当社はペルー子会社の返済金を原資として、お客様へ分配金をお支払いする。
ペルー子会社は円をヌエボ・ソル(以下ソル)に換えて不良債権の購入、回収を行いますが当社へは再びソルを円に換えて返済するため、レートの確認後、返済額に見合った金額を当社へ送金します。
つまり、「ソル/円」の為替リスクは、ペルー子会社が負っているのです。
お客様が負担する為替リスクとは?
では続きましてお客様に負って頂く「為替リスク」について具体的にお伝えします。
当社は為替リスクに関して商品ページで以下のようご説明しております。
当社はペルー子会社に円建てで貸付を行いますが、ペルー子会社はヌエボ・ソル建てで投資を行うため、お客様は間接的にソル/円の為替リスクを負うことになります。
また、日本とペルーの間の送金はドル建てで行われるため、お客様にはこの間におけるドル/円の為替リスクを負うことになります。
これをわかりやすく図解にすると以下になります。
概要説明では当社とペルー子会社は円→ソル、ソル→円に換えて債権購入や返済を行っているとご説明しましたが、日本円とソルは直接通貨交換ができません。
そこで日本からは円→米ドル→ソル、ペルーからはソル→米ドル→円という形で、一旦、通貨を米ドルに換えることで円とソルの交換を行っております。
ペルー子会社は円建ての返済金額に相当するソル貨を米ドルに交換して送金致します。当社は着金した米ドルを円に交換致しますが、子会社から当社への海外送金は着金までに2~3営業日かかります。
ここでご注目いただきたいのは換金の時間軸です。
着金するまでに米ドル/円のレートは変動しますが、この数日間のリスクはお客様の負担となります。
これまでの内容を踏まえた為替リスクは以下2点になります。
- ①返済金(分配金の原資)を送金完了するまではペルー子会社が為替リスクを負担。
- ②返済金が当社へ着金するまでの数日間の米ドル/円の為替リスクはお客様の負担。
貸付実行後、6か月目からペルー子会社の返済が始まり毎月ペルー子会社から本社へ返済が行われます。お客様には毎月②のリスクが伴うこととなり、返済金が着金するタイミングでの米ドル/円のレートによっては、毎月お客様の分配金が減少したり、増加したりを繰り返す形になります。
ここでお伝えしたい大切なポイントは、本プロジェクトではFX取引のようにレバレッジをかけてはいないため、一回の急激な円高で利息分が全て消えてしまったり、元本が割れたりすること可能性は極めて低く、月単位の変動は小幅になるということです。
以上、長文となってしまいましたが「ペルー・小口債務者支援プロジェクト」の為替リスクについてご説明させて頂きました。不明な点、わかりづらい点がございましたらセールスの「成(せい)」宛までお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです!
ご納得頂けるまでご説明させて頂きます!
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