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新興国通貨も分散投資をお願い致します

コミュニティブログ > 社長 杉山智行のブログ

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クラウドクレジットは2018年の後半から、ご提供をする新興国通貨建てのファンドの数を大幅に増加させました。

2019年1月8日現在、投資家の方に新規に投資を実行いただける体制を当社が敷いている新興国通貨はロシア・ルーブル、ジョージア・ラリ、ケニア・シリング、タンザニア・シリング、ウガンダ・シリング、インドネシア・ルピア、パキスタン・ルピー、モンゴル・トゥグルク、ブラジル・レアル、メキシコ・ペソの10種類になりました。


新興国通貨建てファンドの魅力は

新興国通貨建てで投資を行う魅力は、各通貨のトラック・レコードです。


出所:ロイターのデータをもとにクラウドクレジット作成

上の図は、今実際にクラウドクレジットでご提供している表面利回り水準で過去10年間、各通貨で運用したとしたときの資産額の推移です。

下でも繰り返させていただきますが、上の図はあくまで貸付先がデフォルトしなかった場合のものであることにご注意ください。

下でご説明する理由によってロシア・ルーブルはあまりパフォームしていませんが、他の通貨は投資期間をできれば10年、少なくとも5年くらいに設定すれば、まずまずのリターンをあげることに成功しています。


新興国通貨が恐れられる理由は

上の図のパフォーマンスは、意外だという方も少なくないかもしれません。

なぜなら私たちは普段、新興国通貨といえば「新興国のXX国の通貨が暴落した!」のようなニュースを目にすることが多いからです。

昨年2018年もトルコ・リラやアルゼンチン・ペソの暴落が話題になった(クラウドクレジットは予見しうる将来はトルコ・リラ、アルゼンチン・ペソ建てのファンドをご提供しません)ように、実際新興国通貨は先進国の通貨と異なり、基本的に下落をしていきます。

なぜ新興国通貨は、先進国通貨のように上がったり下がったりするのではなく、ほぼ一貫して下落トレンドなのかという仕組みは別のブログでご説明をさせて頂きますが、こちらでは当社がご提供している通貨も、為替レートだけでみれば基本的に下落している事をご紹介します。


各通貨の対円の為替レートは

当社がご提供している新興国通貨の過去5年間の、対円の為替レートの動きをいくつか見てみます。


ブラジル・レアル対円の為替レートの推移
出所:XE.com

ブラジル・レアルは対円で、2015年に1年間で33%も下落しています。


メキシコ・ペソ対円の為替レートの推移
出所:XE.com

メキシコ・ペソも対円で、2015年後半から2016年前半の1年間で27%程度も下落したことがありました。

これらがニュースのヘッドラインを飾ると「怖い!」というイメージを持たれるかと思います。

しかしここでもう一度、金利収入を加味した通貨ごとのパフォーマンスを再掲します。


ブラジル・レアル、メキシコ・ペソともにさすがに通貨が大幅に下落した年は成績がマイナスになっていますが、そうでもない年にどんどん資産を増やし、投資期間をできれば10年、少なくとも5年程度と設定しておけば、他の通貨も含めてなかなか魅力的な相場であったことがみてとれます。

よく新興国通貨建ての債券や投資信託で損失をだしてしまい、二度とその損失を取り戻すことができなかったという話を聞きますが、その原因はリスクに見合った金利をきちんととらなかったことであると考えられます。

新興国通貨は基本的に下落を続け、またときどき大幅に下落をすることを所与として、それに見合った金利をとっておけば、もちろん絶対勝てるわけではないにせよ、オッズの悪くない勝負ができる可能性があります。


新興国通貨も分散投資を行うべき理由は

しかし、新興国通貨はそもそもハイリスクですので、できれば避けたい状況が起こってしまうことがあります。


ロシア・ルーブル対円の為替レートの推移
出所:XE.com

当社が扱っている通貨でいうと、ロシア・ルーブルが2014年、15年の2年間で、対円で価値が半分になってしまいました。

これは当時ロシアの主要輸出品目である原油の価格が暴落する中、さらにロシアがウクライナのクリミア半島に侵攻したことから米国等から経済制裁を受けるというダブルパンチによるものでしたが、さすがにこの規模の下落にあうと投資期間を10年で設定しても、長期間我慢した割にはかなり渋い投資リターンになってしまいます。

またこの当時ロシアでは通貨の暴落によってその後国内で金融危機も起こったことから、貸付先のデフォルトなども起きたかもしれません。

このように新興国通貨はリスクが高いため、リスクに見合った金利が取れていれば多少の下落はたいしたことがないですし、そこそこの下落に遭ってもびっくりしすぎる必要もないのですが、大暴落を食らうと10年ものとなってしまいます。

しかし多くの通貨に分散投資をしておいて頂ければ、1つの新興国通貨が暴落してもそのインパクトは軽減されます。

「デカップリング」という言葉を聞かれたことがある方も多いと思いますが、新興国同士の経済はそれほどリンクしていないことが多いため、ほとんどの新興国通貨が同時に大暴落することは、もちろん可能性はゼロではないにせよメイン・シナリオとしては考えづらいところがあります。


新興国通貨建てのファンドでも、主なリスクは「貸付先の貸し倒れリスク」

2年ほど前にブログにて、「ドルやユーロといった先進国通貨の場合、日本、米国、欧州各国はそれほど生活水準も変わらないので、その時々の各国の経済状況によってドル円やユーロ円の為替レートが上下することはあっても長い目で見ると一定のレンジ圏に入ることが多く、為替ヘッジの付いていないファンドも結局は主なリスクは貸し倒れリスクである」というご紹介をさせて頂きました。

『為替ヘッジ付きのファンドを選ばないとき 第3回』
(リンク:https://crowdcredit.jp/blog/entry/303/1

これはドルやユーロという先進国通貨についてでしたが、新興国通貨でもそれは同様と考えられます。

「貸し倒れがなければ」新興国通貨建ての投資でも魅力的な投資リターンをあげられる可能性があることをこちらのブログでご紹介をさせて頂きましたが、肝心の貸付先が貸し倒れてしまえば、もちろんこのリターンは実現されません。

クラウドクレジットでは各ファンドの商品詳細をご紹介するページにて貸付先企業の詳細情報をご提供していますので、そちらをご確認の上で、より多くの新興国通貨建てのファンドへのご投資をご検討頂ければと思っております。

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