《ペルー小口債務者支援プロジェクトブログ第11弾》貿易・観光大臣から表彰を受けるKobranzas S.A.CのAna Vera代表
クラウドクレジットのパートナーであるKobranzas S.A.C(以後、Kobsa)の代表、Ana Vera氏は先日、貿易・観光大臣(Ministra de Comercio Exterior y Turismo)からコールセンター業務の国際化強化への貢献を評価され、表彰を受けました。
(左がKobsa代表のAna Vera氏)
Kobsaはクラウドクレジットの最初のパートナー企業であり、今年6月にペルー小口債務者支援プロジェクトの第1号は3年目を迎えました。このように長い間共に仕事をしてきたパートナーの代表が、一国の大臣から表彰を受けることは、非常に喜ばしい事です。
※ペルー小口債務者支援プロジェクト概要 ・・・ 延滞している零細企業向け/個人向けローンを額面の数%の価格でペルーの銀行から購入し、債務者との返済相談や債務減免を通して約3年かけてその購入額の1.5倍程度での回収を目指すプロジェクト。破産法が未整備な国では債務者が適切な債務の減額を受けることができないことがありますが、こうした減免交渉により借り手には返済負荷が少なく、投資家にとっては高い利回りを期待できる商品となっています。
さて、Ana Vera代表は先日ラジオ番組に出演し、マイクロファイナンス機関とインフォーマルレンダーの違いについて説明しています。
(ラジオ番組に出演するAna Vera代表)
その中で、Ana Vera代表はマイクロファイナンス機関が融資と共に提供するビジネスコンサルティングサービスの利用を推奨しています。マイクロファイナンス機関はインフォーマルレンダーよりも圧倒的に安い金利で融資を行いますが、マイクロファイナンス機関を利用する利点はそれだけではありません。
マイクロファイナンス機関は通常、融資とともにローンオフィサーがビジネスコンサルティングサービスを提供します。ビジネスプラン作成に助言を加えたり、その後も定期的な資金回収のタイミングを利用して必要があればアドバイスを行います。これが非常に大事な役割を果たしているのです。ペルーにおいては、60%の新規事業が立ち上げから3年で廃業に追い込まれてしまいますが、その大きな理由が適切なコンサルティングサービスを受けられないことである、とAna Vera代表は分析しています。
マイクロファイナンス機関から融資を受ける事で、相対的に低い金利で資金調達できるとともに、ビジネスコンサルティングサービスも受ける事ができ、事業成功の可能性を広げられるのです。