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ラトビアの提携会社AS Mintos Marketplaceが増資完了

クラウドクレジットは今年2月以降、「東欧金融事業者支援ファンド」「バルト三国自動車リースファンド」の販売を開始しましたが、これらのファンド組成にて欠かせない役割を果たしている債権仲介プラットフォームの運営者であるAS Mintos Marketplace(以下「Mintos社」という)が、2百万ユーロのベンチャーキャピタルからの増資を完了しました。

 

2015年より営業を開始したMintos社は、ローン債権の売却を希望するローンオリジネーター(Loan Originator)やリース債権の売却を希望するリース会社と、そのような債権の購入を希望する投資家との間を取り持つ仲介業務を専門に行っているクラウドファンディングプラットフォームです。ローンオリジネーターとは、日本では馴染みの薄い言葉ですが、特に米国では不動産分野でのプレゼンスが高いモーゲージローンをはじめとした貸付を行う金融機関です。

 

本来、ローンオリジネーター自らがクラウド環境にて資金を調達するためには、自らがプラットフォームを立ち上げなければなりません。これを不要としたのが、Mintos社。Mintos社は、ローンオリジネーターが売却を希望する債権情報をMintosプラットフォームに登録し、そのような債権の購入を希望する投資家にこれらの情報を公開することで、ローンオリジネーターがクラウド環境にて資金を調達することを可能にしました。

 

Mintos社はバルト3国を含む北ヨーロッパや東ヨーロッパ諸国を主要拠点として業務展開する様々なローンオリジネーターが事業拡大のための資金調達を可能にするマーケットプレイスを提供しています。

クラウドクレジットは、Mintos社と業務提携を行い、Mintos社と提携するローンオリジネーターからの債権購入を開始しました。この度Mintos社が増資により一層の経営健全性を確保するとともに更なる成長の原資を得たことにお喜び申し上げるとともに、今後もMintos社との協業を行うことで日本の投資家様とバルト3国や東ヨーロッパの資金需要者との懸け橋となるファンドの組成を行っていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

参考:Steve O’Hear 2016. Latvia’s Mintos Scores €2M Investment For P2P Loans Marketplace


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