お知らせ

年末のご挨拶と2017年の振り返り

 
  
   ※この動画の内容は下記に書起しをしております。
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クラウドクレジットの杉山でございます。
平素より大変お世話になっております。

 

お客様には本年も当社および弊社のサービスをご愛顧いただきまして、誠に有り難うございました。

 

当社ではこの12月で2014年6月に開業して以来、ちょうど3年半になりますが、現在約1万名の方にユーザー登録をいただいており、5千名程度の方に実際にファンドへの出資をいただいています。

 

その中でファンドの運用状況に関しましても、一部のファンドで遅延が起こっていたり、元本割れのリスクが高まっているものもございますが、全体としてはお客様に分散投資を行っていただいており、多くのお客様に1桁台後半から10%程度のリターンを得ていただいております。
近く、お客様のリターンの分布状況のマップも公表することを予定しております。

 

今年2017年に関しましては、お客様により多くのファンドをご提供していくということに加え、分散投資の徹底という、ローンに投資を行うにあたって非常に重要なコンセプトのご紹介を徹底してまいりました。
また運用状況のご報告の強化も図っており、運用状況報告マップの公開を開始し、毎月アップデートしていくことにより、お客様にタイムリーに各ファンドの資産の状況を知っていただけるように致しました。

 

さらに当社がお客様に提供するファンドの数が増えるに伴いポジションが複雑化してきていることから、お客様により簡単にファンドのポジションを把握していただけるよう、分配チャート機能を導入しております。
こちらに関しては今後、現時点での推定リターンというものを月次でお客様にご確認いただける機能を付加していくことを予定しております。

 

一方で、今年は5~10種類の新しい種類のファンドをご提供することを目指していたのが、新たに発売したのは「カメルーンの農業事業者支援ファンド」の1種類に留まっております。他には「東欧の個人への自動車リースファンド」に関して、スキームをリニューアルして新しい形でご提供させていただきました。
2017年はあまり新しい種類のファンドをお届けできなかったものの、現在2018年に向け続々とラテンアメリカを中心とするマイクロファイナンス機関に融資を行うファンド、アフリカを中心とするリニューアブル・エナジー事業者の方に融資を行うファンドの組成を行っており、来年年初からお客様へご提供できるのではないかと思っております。

 

一方オペレーション面で、当社では「お客様にご心配いただくのは純粋な金融リスクのみ」ということをキャッチフレーズに営業をさせていただいておりますが、今年2017年に関しては、ペルーの租税に係わるミスでお客様にご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。
今後当然租税に直接関わる管理部をはじめ、法務コンプライアンス部、業務部、その他数値の管理に関わる部署の態勢の強化を図ってまいります。

 

また当社の財務面に関してお客様にご質問をいただくことがございますが、こちらに関しまして、今年は坂本というCFOに参画してもらっており、お客様にもプレスリリースを通じご報告させていただいた、フェムトグロースキャピタルさんというベンチャーキャピタルファンドを中心とした4億円の資金調達に加えて、春先にも3億円程度の資金調達も実施済みですので、合計で7億円程度のエクイティファイナンスを行っております。
来年2018年以降に関しては、単月黒字化ということも視野に、更なる財務体質の強化を図ってまいります。

 

また来年以降につきましては、第二種金融商品取引業協会の事業型ファンドに係わる新たな自主規制の導入も始まり、当社としても規制に沿って一層のお客様保護の強化を図ってまいります。

 

当社では今後も引き続き、より多くのファンドをお客様にご提供することに加え、運用状況の開示をより一層強化し、お客様により簡単にファンドのポジションを把握いただけるといったサービスの強化を行ってまいります。

 

これらを通じ、お客様にインカムゲインでの資産運用先として選んでいただけることを目指してまいります。

 

何卒、2018年も引き続き変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

クラウドクレジット株式会社 代表取締役
杉山智行