【モンゴルトゥグルグ建て】モンゴル中小企業支援プロジェクト18号
【高リスクファンド】
概要・リスク
本ファンドの概要実質的な貸付先に対する貸付通貨(※1) | モンゴルトゥグルグ建て |
表面利回り(※2) | 年7.3% |
投資倍率(※2) | 1.117倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※3) | 10,000,000円 |
募集期間(※4) | 2019年8月27日~2019年9月25日 |
運用期間(予定) | 2019年10月~2021年4月(19ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2021年5月 |
分配金支払い方法 | 満期一括 |
※1 直近の貸付通貨の為替動向はこちらをご確認ください。
※2 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<2.8%(年率換算1.8%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※3 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※4 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
Trade and Development Bank(モンゴル国に籍を置く金融事業者)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
為替変動リスク
為替レートの変動によって分配金は増減します。
【本ファンドの場合】
円/米ドルおよび米ドル/トゥグルグの為替レートの変動
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、モンゴル国(実質的な貸付先の所在国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は同ページにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、モンゴルを拠点に事業を展開する金融事業者であるTrade and Development Bank(以下「モンゴル貿易開発銀行」といいます)へ貸付けを行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
・エストニアグループ会社からモンゴル貿易開発銀行への貸付金利は年利10.8%です。
・エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
・エストニアグループ会社がモンゴル貿易開発銀行に対してモンゴルトゥグルグ建てで貸付けをするにあたり外国為替手数料等が発生します。
・エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディングおよびエストニアグループ会社の主な経営・財務指標は以下の通りです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
(分別管理を行う預金口座について)
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
貸付先情報
「モンゴル中小企業支援プロジェクト」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※)
業者の名称 | Trade and Development Bank |
所在地 | モンゴル ウランバートル Head office building , Peace avenue 19, Ulaanbaatar 14210 Mongolia |
事業展開している国・地域 | モンゴル(日本国内に駐在員事務所あり) |
業種 | 金融(銀行) |
設立年月日 | 1993年4月29日 |
主要メンバー | 【Executive Vice Chairman】R.Koppa 【President】B.Medree 【CEO】O.Orkhon |
従業員数 | 1776名 |
ホームページ | http://tdbm.mn/en/(英語) |
備考 | - |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
Trade and Development Bank(以下「モンゴル貿易開発銀行」といいます)は、1990年代前半のモンゴル民主化の進展に伴い、従来の中央銀行の位置付けにあるモンゴル銀行の貿易部門が分離独立して1993年4月に設立され、2002年には民営化されました。
モンゴル貿易開発銀行は、カーン銀行、ゴロムト銀行と並ぶモンゴルの大手商業銀行のトップ3行の1つです。企業金融に特化しており、2017年のモンゴルにおけるコーポレートバンキングの46%、貿易決済の57%を占めています。
また、競合する他の主要銀行に比べて支店数は51と少ないながら、従業員1人当たり純利益で第2位と2倍以上の差をつけて首位(2017年第3四半期時点)となっており、モンゴルのリーディングバンクとして効率的な業務運営を推進しています。
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
直近の財務諸表等(※1)
営業収益 | 741,228,930.31 |
税引き後当期純利益 | 44,428,887.27 |
総資産 | 7,283,789,682.71 |
貸出金融資産 | 3,491,398,422.30 |
総負債 | 6,355,009,600.04 |
純資産 | 928,780,082.67 |
未解決訴訟数 | 0 |
その他特記事項 | - |
※1 2019年3月31日時点・単位:千モンゴルトゥグルグ・監査法人:KPMG
直近のKPI達成度合い(※2)
KPI | 2018年末目標 | 2018年末実績 |
貸出金融資産 | 4,099,978,251.46 | 3,491,398,422.30 ↓ |
総資産 | 7,637,715,170.64 | 7,283,789,682.71 ↓ |
顧客からの預金残高 | 3,167,541,901.41 | 3,522,766,675.70 ↑ |
純資産 | 958,245,831.13 | 928,780,082.67 ↓ |
純利益 | 127,949,797.57 | 44,428,887.27 ↓ |
自己資本比率 | 19.5% | 19.5% → |
Tier 1 資本比率 | 14.2% | 16.6% ↑ |
流動性比率 | 44.4% | 42.3% ↓ |
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
モンゴル貿易開発銀行メンバーと当社代表取締役の杉山(写真左から2番目)、
当社取締役の坂本(写真左端)、当社執行役員の森川(写真右端)
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
✔ モンゴル大手商業銀行の一角であるモンゴル貿易開発銀行への貸付案件
✔ 本ファンドの資金はモンゴル国内の中小企業向け貸付の資金に充当
【モンゴルについて】
モンゴルと聞くと、多くの方が、まず「チンギス・ハーン」、「モンゴル力士」を思い浮かべるのではないでしょうか。
チンギス・ハーンは13世紀にモンゴルの騎馬民族を率いて世界人口の半分を占める史上最大の帝国を率いたモンゴルの英雄で、今なお国のシンボルとして親しまれています。そして騎馬民族のDNAを引き継いだモンゴル力士たちが、大柄な体格とタフな精神力を活かして日本の角界で大活躍しています。
モンゴルは日本の北西に位置しており、日本の約4倍の国土を有しています。どこまでも続く草原のイメージが強いかもしれませんが、実は山岳地帯も多く、日本の富士山よりも高い標高4,374mのフィティン山を擁しています。
気候は季節変動が激しく、とくに冬は「冷蔵庫は食べ物が凍らないように温めておくもの」と現地の人たちが冗談をいうほど、世界屈指の低気温になることで有名です。
モンゴル国内の人口の約半数が住んでいる首都ウランバートルは世界で最も寒い気候の首都で、気温はマイナス45度に達することもあります。
【モンゴルの課題】
モンゴルの主要な産業はGDPの約2割・輸出の約7割を占めている鉱業です。
ベースメタルといわれる銅や鉄、鉛だけでなく、レアメタルも豊富で、鉱物資源の埋蔵量は世界最大級といわれています。鉱物資源価格が好調な間は、経済も上振れますが、下落した際には鉱業だけではなく製造業や輸送業界など周辺産業にも波及し、モンゴル経済全体が打撃を受けます。
また、輸出先の約9割を中国が占めており、中国経済の停滞がモンゴルの経済成長に直結しています。2016年には資源価格の下落と中国経済の低調のあおりを受け、実質GDP成長率が1.0%、財政収支はマイナス17.0%に急落しました。
モンゴル政府は国際通貨基金(IMF)に支援を要請し、4億4千万米ドルもの融資を含む3年間の支援プログラムを受けることで合意しました。モンゴルの経済再生と財政再建を目指すために、目標数値などを設定し、IMFによるモニタリングを継続的に受けることとなりました。
IMFは、同機関による支援を通じてモンゴルの実質GDP成長率が2016年の1.0%から2019年には6.8%、2022年には8.2%に達し、財政収支は2017年のマイナス17.0%から2019年にはマイナス5.0%、2022年にはマイナス0.9%まで大幅に改善すると見込んでいます。
IMFによる支援プログラムが発表されたこと、同機関によるこれまでのモニタリング結果が良好であることを鑑み、IMFの支援プログラムが実施されている3年間は安定的に成長する想定でおりますが、依然として鉱物資源価格の変動と中国経済の影響を受けやすい産業構造であるのは否めません。
2018年11月末、モンゴルの中央銀行であるモンゴル銀行は緊急会合を開き、米国の利上げや中国の石炭市場の規制強化による外部経済環境の不透明化を受け、順調な経済成長を維持するために政策金利を1%引き上げました。
このように、資源価格や中国経済の動向次第では、本ファンドの貸付通貨であるモンゴル・トゥグルグが急落するおそれがある旨十分ご留意ください。
【モンゴル貿易開発銀行の事業内容について】
本ファンドの実質的な貸付先であるモンゴル貿易開発銀行は、1990年代前半のモンゴル民主化の進展に伴い、従来の中央銀行の位置付けにあるモンゴル銀行の貿易部門が分離独立して1993年4月に設立され、2002年には民営化されました。
モンゴル貿易開発銀行は、カーン銀行、ゴロムト銀行と並ぶモンゴルの大手商業銀行のトップ3行の1つです。企業金融に特化しており、2017年のモンゴルにおけるコーポレートバンキングの46%、貿易決済の57%を占めています。
また、競合する他の主要銀行に比べて支店数は51と少ないながら、従業員1人当たり純利益で第2位と2倍以上の差をつけて首位(2017年第3四半期時点)となっており、モンゴルのリーディングバンクとして効率的な業務運営を推進しています。
ぜひ本ファンドを通じて、「チンギス・ハーン」「モンゴル力士」だけではない、経済国としてのモンゴルの姿に触れていただけましたら幸いです。
過去の運用実績
「モンゴル中小企業支援プロジェクト」シリーズ
【満期時運用レポート】
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