カメルーン中小企業支援プロジェクト2号
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2017年8月17日
カメルーン中小企業支援プロジェクト2号
運用レポート
表記ファンドは2016年12月及び2017年6月に別途お知らせの通り、運用期間を延長させていただきました。そのうえで、2017年7月期に分配がありましたので、現時点におけるファンドの運営状況をご連絡申し上げます。
投資資金総額 :28,300,000円
=== 運用開始時の状況 ===
子会社貸付実行日 :2016年5月25日
子会社貸付金額 :EUR 230,625.05
適用直物EURJPYレート :122.71
当初子会社貸付期間 :2016年5月25日から2016年12月25日
資金運用日数 :214日
子会社貸付金利(年利) :13.45%
=== 2017年7月5日時点の状況 ===
繰越未返済元本額 :EUR 9,850.37
延長期間累積未払利息額 :EUR 551.72
当期分配額 :EUR 426.32
子会社負担外為両替手数料 :EUR 1.16
出資者返済原資 :EUR 427.48
適用直物EURJPYレート :128.10
運用手数料 :JPY 0.-
円貨換算出資者返済原資 :JPY 54,760.-
未返済元本残高 :EUR 9,850.37
累計返済総額(当初出資金比率) :EUR 240,306.91 (104.20%)
円貨累計返済総額(当初出資金比率) :JPY 29,372,109.- (103.79%)
ファンドの実現収益率 :最終的な元利金償還を終えるまで未定
募集時期待利回り :12.3%(計算期間:2016年5月11日~2017年1月5日)
【運用者コメント】
本ファンドは、エストニア子会社が投資家様からご出資いただいた資金で参加しているカメルーンのトレードファイナンス事業に延滞が生じ、ファンド帰属財産の全てを回収できていないことから、2016年12月及び2017年6月に運用期間の延長をいたしました。なお、カメルーンの現地パートナーであるOvamba Cameroon Solutions Sarl(以下「オバンバ社」とする)グループのモーリシャスのPan Africa Investment Funding Limited PCC (以下「PCC」とする)から本営業者のエストニア子会社への未返済元本はEUR 15,902.29(注1)となっております。
また、本営業者からエストニア子会社に貸し付けたローンの未返済元本はEUR 9,850.37です。オバンバ社によれば、延滞が生じている資金需要者(以下ここでは「A社」とする)に対するトレードファイナンス契約においては、A社が買戻しできなかった財産を市場売却することで未回収となっているトレードファイナンス残額を回収し、その資金をエストニア子会社に貸し付けたローンの未返済元本の返済原資とします。しかしながら、かかる市場売却には一定の時間が必要になるため、売却するまでの期間においてA社より買戻し請求があった場合は市場売却せずに請求に応じます。2017年7月5日までに未返済金額のうち一部を回収いたしましたので、当期の分配に充てさせていただきます。
現在、本営業者であるクラウドクレジット株式会社は延長期間を18ヶ月、延長後の最終期を2018年6月期と決定しました。カメルーンでの回収事業が迅速に進み、すべての財産の回収が2018年6月より前の期に完了したときには、その期をもって本ファンドの運用は終了いたします。その一方、回収期間が長期化した場合には、本ファンドの最終期を再度延長し回収を継続する可能性もございます。
【A社から購入した財産の状況】
カメルーンにてトレードファイナンス契約の買戻しを履行できなかったA社は、オバンバ社からEUR 114,503.82 (このうちEUR 25,013.95 が本ファンドの参加持ち分)の資金調達をする際に、事業用として保持していた大型バス5台をオバンバ社宛に売却しています。そのうち1台はすでに買戻し済みで、4台でEUR 229,007.63の資産価値があると試算されておりました。
このたびA社が買戻し契約を履行できなかったため、オバンバ社はこの大型バスを市場売却することで、買戻し契約が不履行になっている資金と不履行期間中に生じている経過利息分の資金回収を図っておりますが、実際に資産を売却するにあたり名義変更などの諸費用が掛かる一方で、バス自体の市場価値も減価してきております。オバンバ社は直ちに4台すべてを売却せずに1台ごとに必要コストと売却金額の収支を勘案して売却を進めていく予定です。
なお、2017年7月期の分配原資となった回収金は大型バスの売却によって生じたものではなく、A社が営業収入の中から返済可能な金額をオバンバ社に払い込んだために生じたものです。
注1:前回報告時点(2017年3月15日)ではオバンバ社グループのモーリシャスのPCC(借入人)から本営業者エストニア子会社への未返済元本をEUR 15,496.18とお伝えしておりましたが、モーリシャスのPCCがエストニア子会社へ匿名組合契約期間の延長後に部分返済した金額は元本より利息を優先して返済されたことが判ったため未返済元本額が増加しております。
本営業者は、カメルーンにおける財産の回収が完了するまで、オバンバ社と協力しながら投資家様の利益最大化を図ります。投資家のみなさまにおかれては、今後ともカメルーン中小企業支援プロジェクトへのご理解・ご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
<会社概要(クラウドクレジット株式会社)>
【代表者】杉山智行 【設立年月日】2013年1月
【資本金】3億5275万円 【URL】https://crowdcredit.jp/
第二種金融商品取引業
関東財務局長(金商)第2809号
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