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北欧個人向けローンファンド 2016年12月期

運用状況 > 北欧個人向けローンファンド

2017年1月19日

 

北欧個人向けローンファンド (全号共通)

2016年12月期(2016年12月1日~12月31日)の運用状況及び分配について

 

 平素よりお世話になっております。北欧個人向けローンファンドにご投資いただき、ありがとうございます。2016年11月期においてご報告申し上げた運用環境が若干ながら一段と進行してきておりますので、ご案内申し上げます。

 

【運用環境について】

 本ファンドは、Fellow Finance Oyjが運営するP2Pレンディングマーケットプレイスを通じてフィンランドの個人向けローンに投資するファンドでありましたが、当社以外の投資家からのFellow Finance Oyjのローンへの投資資金流入が増加したことで市場金利が低下し債務者の借換え、貸付期間の長期化が多数発生いたしました。その結果、本ファンドの投資対象となる個人向けローン案件が減少したため本年7月よりBondora ASが運営するP2Pレンディングマーケットプレイスを通じてエストニア・フィンランド・スペインの個人向けローンにも投資対象を広げファンド運用を行ってまいりました。しかしながら、その後も継続的に投資家からの資金流入が増加したことで金利低下とローンの長期化がさらに進行しました。当社が主要な投資対象としていたクレジットレーティングのローンの平均貸付金利はファンド設立当時20.7%でありましたが、現在14.4%(先月14.5%)まで低下しております。

 

【当社の対応】

 金利低下、および長期化を伴う借換えの増加の影響を受けて、本ファンドにおいては利息収入の低下と滞留資金の増加を避けられず、ファンド設定当初に見込んでいた利息収入を受け取ることができなくなったことをうけ、配当可能な現金財産を各号ごとに按分処理したうえで配当いたします。具体的な今後の分配方法としては、分配時点において本ファンドが保有する個人向けローン残高と現金の合計値が、当初予定されていた額で当月の分配を行ったと仮定した場合の出資金残高(当初予定出資金残高)を上回る金額を分配可能額と定め、各号の出資金残高比率で按分し分配する事といたしました。

 なお、当月の分配予定の無い号に関しては分配可能額を次回分配予定日まで留保しておき、分配が予定されている月に留保していた額と予定月の額を合わせて分配を行います。

 また、今回の分配後にも、本ファンドにまだ滞留している投資可能な現金資金に関しましては投資対象たりうるローン期間及びクレジットレーティングのローン案件への投資を継続し、利息収入の最大化に努めてまいります。

 当月のファンド全体の分配額の決定に関しましては以下の計算をご参照ください。

 

 

【今後の見通し】

 本ファンドにおいては(1)市場全体の金利低下による利息収入の減少とともに、(2)早期償還の増加及び新規ローン案件の期間の長期化により投資対象となりうるローン案件が減少したために投資に回せず滞留している資金が増加しています。それにより当初予定していた利息収入を満額獲得することが困難になったため、運用利回りが当初の期待利回りに対して低下することは避けられない状況にあります。また先月以降も早期償還が継続して発生していることから本ファンドの利回りは先月対比低下いたしました。今後、金利水準の推移と投資可能な滞留資金の投資(消化)の進み具合によって実現利回りは上下いたしますが、現状の市場環境が継続した場合、為替変動の影響考慮前で当初期待利回りの7割程度の利回りになるものと想定しております。

 

 なお、分配金はユーロを円貨に転換し、運用手数料(当月収受するスケジュールのファンドのみ)、源泉徴収税を差し引きのうえ、ファンドごとの日程に従いお支払いいたします。分配金の詳細につきましては分配金レポート(当社サイト上のマイページに掲載いたしております。)でご確認いただければ幸いです。今後とも弊社業務に対するご理解・支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

<会社概要(クラウドクレジット株式会社)>

【代表者】杉山智行         【設立年月日】2013年1月

【資本金】1億9525万円       【URL】https://crowdcredit.jp/

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