【タンザニアシリング建て】東アフリカ金融事業者支援ファンド7号
概要・リスク
本ファンドの概要実質的な貸付先に対する貸付通貨(※1) | タンザニアシリング建て |
表面利回り(※2) | 年12.4% |
投資倍率(※2) | 1.241倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※3) | 10,000,000円 |
募集期間(※4) | 2019年8月27日~2019年9月10日 |
運用期間(予定) | 2019年9月~2021年9月(25ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2020年4月、2020年10月、2021年4月、 2021年10月 |
分配金支払い方法 | 元本満期一括返済 |
※1 直近の貸付通貨の為替動向はこちらをご確認ください。
※2 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<3.7%(年率換算1.8%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※3 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※4 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
Platcorp Holdings Ltd(モーリシャス共和国に籍を置く金融事業者)
<実質的な信用補完先>
Premier Credit Limited(ケニア共和国に籍を置く金融事業者)
Platinum Credit Uganda(ウガンダ共和国に籍を置く金融事業者)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
為替変動リスク
為替レートの変動によって分配金は増減します。
【本ファンドの場合】
円/米ドルおよび米ドル/タンザニアシリングの為替レートの変動
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、モーリシャス共和国(実質的な貸付先の所在国)、ケニア共和国(実質的な貸付先及び信用補完先の所在国)、ウガンダ共和国(実質的な貸付先及び信用補完先の所在国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は同ページにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、モーリシャスを拠点に事業を展開する金融事業者であるPlatcorp Holdings Ltd(以下「Platcorp社」といいます)へ貸付けを行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
・エストニアグループ会社からPlatcorp社への貸付金利は年利16.0%です。
・エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
・エストニアグループ会社がPlatcorp社に対してタンザニアシリング建てで貸付けをするにあたり外国為替手数料等が発生します。
・エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディングおよびエストニアグループ会社の主な経営・財務指標は以下の通りです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
(分別管理を行う預金口座について)
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
貸付先情報
「東アフリカ金融事業者支援ファンド」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※1)
業者の名称 | Platcorp Holdings Ltd |
所在地 | モーリシャス ポートルイス c/o GMG Trust Limited. 19th Floor, Newton Tower, Sir William Newton Street, Port Louis, Mauritius |
事業展開している国・地域 | ケニア、タンザニア、ウガンダ |
業種 | 持株会社(ノンバンクを担うグループ会社を保有) |
設立年月日 | 2004年11月14日 |
主要メンバー | 【CEO & Co-Founder】Brett Sievwright 【CFO】Ignatius Obara |
従業員数 | 36名(2018年12月31日現在、持株会社の従業員数) 5,668名(2018年12月31日現在、グループ全体での従業員数) |
ホームページ | https://platinumcredit.co.ke/(英語)(※2) https://www.premierkenya.co.ke/(英語)(※2) |
備考 | 信用補完あり(※3) |
※2 Platcorp社が事業展開するノンバンクのブランドのホームページを記載しております。
※3 信用補完とは、投資家の皆様へ販売する金融商品において、信用を高める仕組みのことです。保険会社が提供する信用保険のほか、グループ会社や金融機関などの第三者による保証などの方法があります。
本ファンドの実質的な貸付先の信用補完先に関する基本情報(※)
信用補完先の名称 | Premier Credit Limited | Platinum Credit Uganda |
信用補完先の所在地 | ケニア ナイロビ 5th Floor Nginyo Towers, Koinange Street, Nairobi Kenya |
ウガンダ カンパラ 4th Floor Prime Plaza, Jinja Road, Kampala, Uganda |
信用補完先の業種 | 金融(ノンバンク) | 金融(ノンバンク) |
信用補完先の設立年月 | 2013年6月28日 | 2009年2月16日 |
信用補完の種類 | 保証 | 保証 |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
Platcorp Holdings Ltd(以下「Platcorp社」といいます)は、ケニア、ウガンダ、タンザニアの東アフリカ3ヵ国にて、「Platinum Credit」および「Premier Credit」ブランドで、個人向け貸付と零細中小事業者向け貸付の2種類の事業を営むグループの持株会社です。
Platcorp社は持株会社として2004年11月に設立されましたが、グループとしては2003年にケニアで個人向け貸付事業を創業し、2006年にタンザニア、2009年にウガンダに進出。2013年からはケニアで零細中小事業者向け貸付事業を開始し、その後同事業を2014年にウガンダ、2015年にタンザニアへ展開しております。
各国で順調に貸付残高を拡大させて、現在ではノンバンクセクターでのマーケットシェアがケニアおよびウガンダでトップ5、タンザニアでもトップ7に入る規模に達しており、大手ノンバンクグループの一角を占める地位を築いています。
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
直近の財務諸表等(※)
営業収益 | 57,281,842 |
税引き後当期純利益 | 14,114,043 |
総資産 | 135,147,585 |
貸出金融資産 | 111,093,213 |
総負債 | 105,033,703 |
純資産 | 30,113,882 |
未解決訴訟数 | 0 |
その他特記事項 | - |
※1 2018年12月31日時点・単位:米ドル・監査法人:KPMG
2018年度のPlatcorp社のグループ連結決算を記載しております。
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
Platcorp社メンバーと当社投資管理部長の依田(写真右から2番目)
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
✔ ケニア、ウガンダ、タンザニアの3ヵ国において、零細・中小事業者および個人向け貸付事業を行っている金融事業者グループに対する貸付け
✔ 業歴15年間貸付資産を伸ばし続け、堅実な事業運営で黒字計上を続ける現地大手ノンバンクグループ
✔ 当社初の東アフリカ地域に対する貸付け
【Platcorp社グループの事業について】
Platcorp社グループは東アフリカ地域の3ヶ国(ケニア、ウガンダ、タンザニア)において、個人向け貸付と中小零細事業者向け貸付の2種類の事業を営んでいます。
個人向け貸付事業の顧客は、主に公務員、病院関係者および一定の所得水準以上の個人で、給与からの天引きにより返済を受けるタイプの商品が中心です。零細・中小事業者向け貸付事業の顧客は、創業後少なくとも6カ月以上経過した事業者が中心で、原則として担保又は他の事業者による連帯保証の提供を条件としています。
Platcorp社グループは、まず2003年にケニアで個人向け貸付事業を創業し、2006年にタンザニア、2009年にはウガンダに進出しました。そして2013年からは創業の地のケニアで中小零細事業者向け貸付事業を開始。その後同事業で2014年にウガンダ、2015年にタンザニアに進出しています。
その間、各国で順調に貸付残高を拡大させて、現在ではノンバンクセクターでのマーケットシェアがケニアおよびウガンダでトップ5、タンザニアでもトップ7に入る規模に達しており、大手ノンバンクグループの一角を占める地位を築いています。
現在ケニアで約80支店、ウガンダで約50支店、タンザニアで約70支店を展開しており、現地でのブランド認知度は高く、学生児童による音楽コンクールへの協賛など社会貢献にも力を入れている事業者です。
Platcorp社は堅実な事業運営に支えられ、安定的に黒字計上を続けており、現地の資金ニーズは引き続き旺盛で、今後も貸付資産の拡大と安定的な業績の推移が期待できる事業者です。
【当社初の東アフリカ地域への投資】
アフリカは「最後のフロンティア」と言われ、干ばつや不安定な治安情勢、テロ、政治腐敗などが取り沙汰されることが多いですが、地域別や国別にみると、様々な文化を持っている大陸です。今回はその中で、安定した経済成長を遂げる東アフリカ諸国への投資機会になります。
【Platcorp社グループが金融事業を展開する、ケニア・タンザニア・ウガンダの基本情報】
今回の貸付先であるPlatcorp社グループが金融事業を展開するケニア、タンザニア、ウガンダは、タンザニアとウガンダに隣接するルワンダ、ブルンジも加えた5ヵ国で「東アフリカ共同体(EAC)」を形成しており、経済的に強く結びついています。いずれの国も1960年代前半まで旧イギリスの植民地だったため、スワヒリ語と共に英語を公用語としています。
【自然豊かな国、ケニア共和国】
ケニアは10を超える国立公園や自然保護区に代表される自然豊かな国で、タンザニア国境沿いの遊牧民マサイ族も世界的に有名です。
産業面では農業が中心ですが、小売業、金融などのサービス産業の発展にも力を入れており、ここ数年の経済成長率は5%を超えています。尚、2016年には日本政府主導の「アフリカ開発会議(TICAD)」がアフリカで初めてケニアの首都ナイロビで開催されたことをご記憶の方もいらっしゃると思います。
【天然資源に恵まれ、安定的に高い経済成長率を記録するタンザニア連合共和国】
タンザニアも雄大なサファリで知られるセレンゲティ国立公園や、アフリカ最高峰のキリマンジャロ山などの豊富な観光資源を誇る国です。
加えてニッケルやコバルト、金などの貴金属鉱や、2012年に発見された天然ガスなどの天然資源にも恵まれ、直近の経済成長率は約7%、過去10年間の平均経済成長率も6.5%と安定して高い経済成長率を記録しています。
【安定成長を続ける農業国、ウガンダ共和国】
ウガンダはアフリカ最大の湖、ヴィクトリア湖に面した内陸国で、平均標高が1,100mの高山国です。
イギリスからの独立以降、1980年代までクーデターが相次ぎましたが、1986年に就任したムセベニ大統領の下、長期政権が築かれてからは安定した成長を続けており、直近の経済成長率は4%台を記録しています。農業などの一次産業が国内の全雇用の1/3を占めています。
過去の運用実績
「東アフリカ金融事業者支援ファンド」シリーズ
【満期時運用レポート】
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