Crowdcredit, Inc. のできるまで
Crowdcreditのプロジェクトのこれまでの流れを纏めておきます。
2008年7月?2012年12月:
ロイズ銀行でグローバルな資金の流れを体感
2012年1月:
世界的に資金が偏在している状況の中で、運用先を豊富にもつ外国の銀行が日本市場にうまくアクセスできず日本の銀行は(一部大手を除いて)海外の貸出機会を生かさない中で、自分が何をすれば資金の出し手も借り手もより豊かになり仲介業者ももっと体力をつけられる(収益性を高められる)か、考え始める。(日本の銀行、コンサルへの転職等)
2012年4月:
転職エージェントの人がやたらGREEへの転職を勧めるのでHPを見ていたら、「自分で会社をつくってしまう」という選択肢があることに気づく。銀行を自分で作ることにする。
2012年6月:
「日本国より安全な銀行を作る方法」(http://www.slideshare.net/tomoyukisugiyamatokyo/ss-22858397)のプレゼンテーションを行ったりするが、必要な100億円の資本金の調達方法が分からず銀行を作るのをあきらめる。
2012年7月:
起業に興味のある友人と話していて、別に銀行作らなくても貸金業で同じことできることに気づく。銀行じゃないんだからある程度リスクはってリターンをとりにいこうということで、新興国30カ国ほどを比較し、経済の成長と安定を両立していて貸出機会も豊富にみえるペルーに当初進出することにする。
2012年7月か8月:
慎泰俊さんの「ソーシャルファイナンス革命」を読み、資金調達をファンド形式にしてしまえば自社もパススルーで(損失吸収バッファとしての)大量の資本金が必要なく、投資家も(ハイリスクなものの)貸金の高いリターンに直接アクセスできることに気づく。
2012年9月:
ペルーに行き現地のMFI等と話した結果、貸出に関する事務等を全部自分でやるより現地の業者と協力してやったほうが早い(し安全である)ことに気づく。
2012年11月:
ペルーで貸出を行ってそのファンドを日本で売るモデルの最低限の実現可能性が確認でき、ロイズ銀行の退社を決める。(日本支店長に辞めると言った次の日に金商業登録が結構時間かかると知り、あと2ヶ月くらい会社いてもよかったかとちょっと後悔する)
2013年1月:
Crowdcredit, Inc.(旧名:トリニダードキャピタル株式会社)を設立。
その後は今年の夏/秋のサービスインを目指してひたすら準備企画やってます!