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社会的インパクト投資の用語解説:ハイリスク戦略とは

コミュニティブログ > 社長 杉山智行のブログ

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クラウドクレジットでは2018年1月より社会的インパクト投資ファンドを日本の個人投資家の方にご提供していますが、今回は社会的インパクト投資にかかわる用語のご紹介をします。

1つめは、「ハイリスク戦略」という用語です。
 

社会的インパクト投資は原則リスク・リターンを一切犠牲にしない


社会的インパクト投資は、この言葉のみを見ると一見心優しい投資のように勘違いされがちです。

もちろん社会的インパクト投資は投資によって社会的インパクトをだすことにコミットする投資なのですが、経済的観点からは通常の投資ファンドと全く同じでリスク・リターンは一切犠牲にしません。

 

この点は、まだ日本ではあまり浸透していない社会的インパクト投資の側面かもしれません。
 

ハイリスク投資戦略とは


「原則」リスク・リターンを一切犠牲にしない社会的インパクト投資ですが、「例外」に当たるもののひとつがハイリスク戦略です。

通常の社会的インパクト投資では、例えばペルーやメキシコといった、マクロ経済的には新興国の中でもかなり安定してきているもののまだまだ貧困問題が社会をおおっているような国で、貧困削減を目指すマイクロファイナンス機関に対して、そのマイクロファイナンス機関の倒産リスクに見合った金利を受け取る条件で貸付を行うような投資を行うことによって経済的リターンと社会的リターンの両立を目指します。

 

ただし、これだけでは投資としてのお金が届かない国がでてきます。

たとえばパキスタンという国は今年日本でも経済の混乱で話題になったアルゼンチンやトルコのように経済のファンダメンタルズが弱く、少なくともここ1、2年間は経済状況が厳しいと考えざるを得ないだろうと言われています。

リスクが高いのでより高い水準の金利で投資をしようにも、通常こういう状況のリスクに見合う金利とは20%、25%などのとても高い利率になってしまい、さすがにこの利率ではお金を借りて事業を行う事業者も財務がまわらなくなってしまいます。

 

そこで、こういうリスクが高まっている国の事業者に対して、10%や15%という、正直リスクに見合った期待リターンかというと金利がちょっと低い可能性が高いものの、社会的リターンが大きいから投資としてのお金を届けよう、というのがハイリスク戦略です。
 

ハイリスク戦略を選択するときとは?


もちろんリスクが高いとはいえ、そのリスクが運よく発現しなかった、または発現しても想定よりはたいしたことがなかった、ということもありえなくはありません。

しかし確率論的に言うと、リスクの低い国の事業者に適正な水準の金利で貸付を行うよりもリスクの高い国の事業者に本当はもうちょっとほしい水準より若干低い水準の金利で貸付を行う場合の方が、長期的には投資パフォーマンスは下がってしまうことが想定されます。

 

それでも、上記で例としてあげたパキスタンという国では貧困、未電化地域に住んでいる人が人口2億人のうち7000万人程度もいる、女性の社会進出の遅れ、中低所得者の方がまともな家に住めていない、等の社会問題が山積しており、ここに投資としてのお金を届けることの価値に重きを置いたファンド・マネージャーがハイリスク戦略をとって投資を行います。
 

クラウドクレジットのハイリスク戦略ファンド


クラウドクレジットでは、これまでに

●上記でも例として挙げたパキスタンという国の未電化地域に住んでいる方に電気を届ける事業を行っている事業者の方に融資を行うファンド

●ミャンマーで同じく未電化地域の電化を行っている事業者に融資を行うファンド

●ニカラグアというまだまだ不安定な国でマイクロファイナンス事業を行っている金融機関に融資を行うファンド

というファンドがハイリスク戦略に該当します。

これらはクラウドクレジットがこれまで投資家の方にご提供してきたファンドのうち0.5%程度しか占めません。
クラウドクレジットは、基本的に投資家の方にお金を減らすよりは増やすことを目指していただくプラットフォームと位置付けているからです。

 

しかし、新興国やそれを超えたフロンティア国の事業者に投資としてのお金を届けるノウハウが日々ますます蓄積されているクラウドクレジットでは、今後もパキスタン等と同様にまだまだマクロ経済基盤の弱いモンゴルなどの事業者の方にも投資としてのお金を届けるために、お客様にご提供するファンドの1%から数%程度はハイリスク戦略をとることを考えています。

 

このブログでご説明を差し上げた通り、ハイリスク戦略のファンドの長期パフォーマンスは他のファンドのそれより低くなってしまう確率が高いのですが、通常の投資行為では届かないところに寄付ではなく投資としてのお金が届くことを考慮頂き、クラウドクレジットのファンドに投資を頂くお金のたとえば1%をハイリスク戦略のファンドに割り当てることなどもご検討をいただければ、と思っています。

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