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資産運用とペルー個人向け延滞債権投資をつなぐ裏方 - 商品部のペルー出張記(4)-

4<コブランザス紹介編③

<インディペンデンシアオフィス訪問>

コブサは、本社から少し離れたインディペンデンシア地区に自社コールセンターがあります。

チリの先端からアラスカまで太平洋岸を突っ切っているという、パンアメリカンハイウェイ(国道1号線)をカーレースのようなコース取りでスイスイ飛ばして、同オフィスに訪問しました。

インディペンデンシア地区は、地方から上京してきた人たちが最初に定着する場所で、また大学も複数ある場所です。街の雰囲気は東京でいうと上野的な場所でしょうか(東京都以外の方ごめんなさい(2回目))

 

インディペンデンシアオフィス外観

 

ビル内のコールセンター

昨年の訪問時は7階中3階が埋まっていましたが、今年は6階も埋まっており、ますます活況。

訪問時が7月末のペルー独立記念日から近かったこともあり、デスクには国旗が飾られています。

 

 

<コブランザスの債権回収業務>

コブサは、電話に加えて、メールやフェイスブックを駆使して債務者に連絡し、ローンの返済を促しています。

前回のブログで、小口債務者支援プロジェクトでは、延滞債権のまとまり『ポートフォリオ』を随時購入し、債務者からの返済金をファンド収益の源泉としている旨をご説明いたしました。

 

しかし、ひとくちにポートフォリオといっても、それぞれを構成する債務者の属性や、売却(当社による購入)に至るまでの延滞期間や回収状況が異なるので、コブサではポートフォリオの特性に応じて手段を最適化し、回収額の最大化に努めています。たとえば早期に多額の回収が見込める場合には、電話担当者数を増やし人海戦術的に電話攻勢をかけたり、あるいはこれ以上時間とコストをかけても回収が多く見込めない場合には、債務者に残りの債務の一括返済と債務減免をセットで提案する、などなど。

 

クラウドクレジット担当チームの皆さん

 

<新規投資案件のヒアリング> 

偶然いらした、ある金融機関の方を挟んで写真撮影(案件とは関係ありません)

 

普段はコブサと毎日のメールや定例のスカイプ会議で連絡を取り合いながら、案件を進めていますが、直接会うとより細かいニュアンスがつかめます。

とくに今回はコブサに金融機関4・5社との打ち合わせを調整してもらいましたが、相手の表情から債権売却の案件がどの程度具体的か、真剣度合いがその場で分かります。

他方、わたしからは日本のゼロ金利政策のため、国内投資家が海外の投資機会を探していることや、当社ペルー小口債務者支援プロジェクトの2年間の実績を説明し、各金融機関からの関心も上々でした。

 

こうしてペルーのリマに滞在する間に、提携会計事務所のビュローコンサルティングではペルー子会社の運営状況を確認し、業務提携先のコブサでは、小口債務者支援プロジェクトに関して購入済みのポートフォリオ(債権のまとまり)の回収状況と新規ポートフォリオの購入見込みを確認し、また当社との日常業務フローの改善について話し合い、一週間の出張を終えました。

 

おまけ <ペルーの食事③>

セビーチェ(カツオやマグロのマリネ)

定番のおすすめ料理。たかがマリネされどマリネ。

うまみのあるスープのようなソースが絡んでいて美味。海岸部のリマ市ではとくに有名。

 

スシス

ツナマヨおにぎりの進化形といっても過言でない逸品料理。

滞在ホテルの近くのレストラン、タンタでの、著者のお気に入り料理。寿司からインスピレーションされたと思われる。

シャリの部分にマッシュポテト、ネタの部分はツナマヨやアボガドなどが乗っていて、奇抜ではないが、「コレだよね!」というホッとする旨さ。

 

チチャモラーダ

紫トウモロコシのジュース。ペルーの国民的ジュース

ぶどうを少しさっぱりしたような味。

 

次回最終回は、第5回リマ市街視察&帰国編です!肩の力を抜いてご覧くださいませ。


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