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資源国としてのペルー

コミュニティブログ > 社長 杉山智行のブログ

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クラウドクレジットの杉山です。

当社がペルーの延滞債権に投資を行う機会をご提供していることからペルーのマクロ経済に関するバックグラウンド情報をこちらのブログでご紹介していますが、今回はペルー経済の資源国としての側面をご紹介します。


金、銅が輸出の主力

日本では資源国といえばオーストラリアが有名ですが、ペルーもオーストラリアと同様に資源国です。

(ペルーの輸出品目の内訳、出所:ペルー中央準備銀行)

 

比率は年々減ってきてはいますが、2015年時点でも鉱石、貴金属等が輸出のうち3分の2弱を占めています。

その内訳は、輸出量が多い順に金、銅、亜鉛、鉛、鉄鉱石となっています。特に金、銅、亜鉛の生産額はそれぞれ世界のトップ5に名を連ねています。

 

ここ数年の資源価格の下落とペルーの貿易赤字

ペルーが資源国である中で、ご存じのとおりここ数年は中国経済の成長の減速もあり資源価格は全般的に下落傾向にあり、ペルーの場合は特に銅の価格の下落の影響を受けました。
 

(金の価格の推移、出所:Bloomberg)

 

(銅の価格の推移、出所:Bloomberg)

 

(亜鉛の価格の推移、出所:Bloomberg)

 

ただし、同じく資源国であるチリが資源の輸出先のかなりを中国が占めているのに対してペルーの場合は資源の輸出先を多くの国に分散しており、価格の下落の影響は受けたものの、輸出量自体への影響は相対的に軽微にとどまっています。

とはいえ価格の下落によって、貿易収支は2014年以降赤字に転落しています。

 

(ペルーの貿易収支の推移、出所:ペルー中央準備銀行)

 

ただし2015年、16年、17年と過去に行ったプロジェクトの完了によって銅の生産額が大幅に上昇し、それに伴いここ数年は再び輸出額が上昇することが見込まれています。

 

(ペルーの銅の生産額の推移、出所:ペルー中央準備銀行)

 

(ペルーの輸出額の推移(Traditionalは鉱石、貴金属、加工品等、
Non-traditionalは農業、漁業等)、出所:ペルー中央準備銀行)

 

所得収支等も加えた経常収支でみても今後数年間は緩やかに赤字の対GDP比は縮小することが見込まれています。

また、ペルーの民間企業は経常赤字を上回る海外からの期間の長い借り入れを行っており、これがマクロ経済の頑健性への信頼につながっています(短期の対外借入が多い場合は、対外ショックに弱くなる)。

 

(ペルーの経常収支と民間部門の対外長期借入の推移(対GDP比)、
出所:ペルー中央準備銀行)


資源部門の動向が国内投資と景気に与える影響は

資源価格の下落によって資源関連の投資プロジェクトは年々減少していますが、今度はインフラ投資が官民ともに増加しており、民間だけでみてもペルーの国内投資は2017年にプラスに転じると予測されています。

 

(ペルーの民間部門の投資額の増減(内訳)、出所:ペルー中央準備銀行)

 

(ペルーの民間部門の投資額の増減(全体)、出所:ペルー中央準備銀行)

 

ペルー経済全般でみても、消費の減退等も特に近年みられず、消費者信頼感指数は2014年3月を谷として改善トレンドが続いています。

ちなみに谷の2014年3月でも消費者信頼感指数は50を割っておらず、当時現地の方と話していて景気の動向に悲観的な人にほとんど会ったことがなかった肌感覚と一致します。

(ペルーの消費者信頼感指数の推移、出所:Apoyo)

 

また、中国経済の成長が鈍化した際のオーストラリア等への影響が大きいために日本では中国経済の減速≒資源国の減速と言われがちですが、ペルー経済の中国経済との感応度はとても低くなっています。

 

(中国のGDP成長率が1%下落した場合のGDP成長率鈍化の度合い、出所:IMF)

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