カメルーン中小企業支援プロジェクトから見るアフリカ 第1回

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フェイスブック利用者は日本よりも多い!?アフリカ地域の特徴

アフリカ出身の人に「アフリカは…」と話をすると、「アフリカを一括りにするな!」とよくお叱りを受けたものです。日本人をひとまとめにアジア人と呼称するようなものでしょうか。しかし、私たち日本人のアフリカに対するイメージは、未だに貧困、病気、戦争といった大まかな(しかもマイナスな)ものが多く、個々のアフリカの国についてはよく知らないことは認めざるを得ません。

クラウドクレジットは2016年よりアフリカはカメルーン共和国のプロジェクトに参加することを決めましたが、スタッフのアフリカに対するイメージも大きく変わりました。事実、アフリカは北も南も東も西も、文化も民族も習慣もとても多様です。もう「アフリカは…」とひとまとめに呼ぶこともありません!そこで、皆さまにも少しでもアフリカのそれぞれの地域や国への関心を高めて頂きたいという思いから、今後カメルーンを中心とした国々にスポットライトを当てたレポーティングを行っていきます。

アフリカを一括りにしない…といいつつも、カメルーンとの事業を理解いただくためにも、まずはアフリカ全体の特徴についてまとめてみました。

 

enlightened54カ国からなるアフリカ大陸の人口は約12億人。その約40%が14歳以下の若者。少子高齢化に喘ぐ日本のそれは12%と聞くと、アフリカがいかに若者の比率が高い地域かがわかります。

enlightenedアフリカと言えば貧困というイメージがつきまといますが、貧困率は1990年の56%から2012年は43%へと減少し、これからも減り続けると推測されています。しかし人口の増加から、総貧困人口は寧ろ増えている、という悲しい事実もあるのがアフリカです。

enlightened一方で、旺盛な個人消費、公共投資の増加により、アフリカ全土のGDP成長率は毎年約5%を記録。貧困人口だけでなく、中流階級や富裕層人口も増えているので、全体としての個人の消費意欲は高まっています。携帯電話の保有者は67%、インターネット利用者も27%、そして、フェイスブック利用者数は、日本の約2,400万人を遥かに凌ぐ5,000万人。もはや、アフリカはマサイ族もスマホを駆使する時代のようです。

 

カメルーン中小企業支援プロジェクトで提携するOvamba社の戦略

クラウドクレジットが業務提携を行っているカメルーンに拠点を置くOvamba社は、この旺盛な個人消費に応える中小企業を育てたいという思いがあります。アフリカの総GDPの70%を占めるのは、中国、トルコやドバイなどの海外から輸入されている商品やサービスの消費です。輸入品はアフリカの主要港湾・空港を通過するので、輸入会社は自ずとこれらの交易ポイント周辺に集まります。


港湾や空港の整備がされている国は、エジプト、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワール、ケニア、アンゴラ、南アフリカなどの国々。これらの国の輸入会社の中でも、銀行に相手にされにくい中小企業にOvamba社は融資を提供していく予定です。

 

アフリカの主要な港湾及び空港

 

現在、Ovamba社の顧客の多くは、カメルーンを中心とした中央アフリカ経済共同体CEMACの国々で事業を営んでいる人々です。しかし、Ovamba社は、交易のハブの役割を果たしている他の都市への進出にも積極であり、昨今は南アフリカのヨハネスブルクにもオフィスを開室しました。

 

Ovamba社は、まずは中小企業の中でも、旺盛な消費需要によって支えられている輸入業を営む企業をターゲットにビジネスを拡大していくことを戦略の柱としています。

アフリカは、物流のハブである都市を中心に、経済が活性化されつつあることをおわかりいただけたでしょうか。次回は、Ovamba社のビジネスモデルに迫ると同時に、彼らが注目しているアフリカの国々に焦点を当ててみたいと思います。


参考:AfDB, OECD, UNDP (2015) African Economic Outlook 2015; The Guardian (2015) Africa’s mobile phone penetration now 67%; World Bank (2016) Poverty in a Rising Africa; MarineLink.com (2014) Africa Gearing Up: PwC Report on Transportation & Logistics

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