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資産運用とアフリカ中小企業金融をつなぐ裏方 – クラウドクレジット商品部のカメルーン出張記(4) –

ウルルン滞在記in カメルーン 日本帰国編

前回までのあらすじ、カメルーンに二日間滞在し、日本に帰る日となった。

 

Ovamba(オバンバ)とは三日目午後の帰国フライトの直前まで打ち合わせをし、感傷にひたる間もなくそのままViolaにドゥアラ空港まで送ってもらう。

そして別れを惜しみつつチェックインカウンターに向う。

 

いざ出発ゲートへ!

ドゥアラ空港出発ゲート

厳重な出国プロセス

フライトまでにかなり余裕をもって空港に到着。そして、少し並んでいるチェックインの列の後ろに並ぶ。しかし、ここから搭乗までがびっくりするほど手続きが多かった。

入国時にはすんなり入れたのに、帰国時にはなかなか出られない。それがカメルーン(?)

 

出国の手続きと結果はこんな感じ。

1.手荷物・預け荷物X線検査     

すんなり通過

2.手荷物重量検査                              

規定の7㎏を超えるため超過料金を払う。20,000CFA(約4,000円)

渋々支払い手続きをしていると、著者の脇を手荷物を持った家族連れが、チェック無しでそのまま通過する。(‘;’)オイ!

3.出国審査                                            

すんなり通過

4.全身・手荷物X線検査              

すんなり通過

5.謎検査(1回目)                           

通路の角で中年女性の職員に呼び止められる、デスクも何もない場所。怪しい。

今更入国の理由を尋ねてきて、入国用の招待状(インビテーションレター)の提示を要求。幸いコピーを持参していたので無事通過!

6.謎検査(2回目)                           

100mぐらい進み角を曲がろうとすると、警備員らしき数人が小ぶりなカウンターを設けて搭乗客を止めている。

いわく、いくら現金を持ち出すのか?と。財布の中身を確認させなさい、と。怖すぎ。で見せると財布にはユーロで約1万円と日本円で約1万円。『日本円だがどうするよ』的な会話がひそひそと行われるも、無事放免!

7.搭乗パス検査                                  

すんなり通過

8.手荷物X線検査(ゲート内)     

ついにゲートの待合室に到着したと思ったら、男女二人組の検査官が再度手荷物検査。さっさと調べてくれと言わんばかりに、バッグを開けて御開帳。

お土産のコーヒーに何か言いたげな様子。『これ食べ物じゃないのか(男)』『これは粉だからもういいでしょ(女、あきれ口調)』とのやり取りが数回続き、放免!

 

待合スペースで、隣のおじさんに一連の経緯を愚痴る。「聞いてくれよ、よくわからない追加料金を取られたよ」と熱く語る。と、目に入った彼のパスポートはCameroon(カメルーン)。少し言い過ぎたのでお詫びする。

 

まとめ

教訓:フライトまでに十分余裕をもって空港につきましょう。

 

エチオピア航空再び

ドゥアラから6時間のフライトを経て、アディスアベバ空港に到着し、3時間の乗り継ぎ待ち。

そして23:30のフライト時刻に、唐突なオーバーブッキングの宣告。

ざっとみて20名ほどの乗客が搭乗しそびれている。機器の調整のため小さい機種に変更されたので、乗れなくなったとの説明、知らんがな。

各国の乗客が当然怒って搭乗カウンターに詰め寄るが全く話にならない。

有無をいわさずの24時間後の同じフライトに再ブッキングする宣告と、アディスアベバ市内のホテルを手配するお知らせ。

その後、乗り継ぎの手配ができるか調整するのでうんたらと、20数名まとめて別のカウンターに連れていかれる。気分はドナドナ。

連れていかれた再ブッキングカウンターにて

23:30   キャンセル客 ヽ(* `ω゚)ノ コラ—-ッ    …当然怒る

24:00   航空会社スタッフ (´・ω・`;A) アセアセ    …状況説明

25:00   キャンセル客 ヽ(* `ω゚)ノ コラ—-ッ    …納得できないので、やっぱり怒る

26:00   航空会社スタッフ (´・_ゝ・`)気にしない      …お客を無視して、再ブッキングし始める。

27:00   キャンセル客  (。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ! …疲れて床で寝る。

 

午前5時のアディスアベバ空港のまさかの『入国』ゲート。誰もいない。

そしてエチオピア入国へ。

エチオピア1日滞在

市内のホテル到着は午前5時。ボロボロのままベッドに飛び込み、しばし休息。

窓から聞こえてくる子供たちの歓声に目を覚ます。近く小学校でもあるのだろう。時刻は10時。シャワーを浴び、遅めの朝食をホテルのカフェで食べる。宿泊費と食費はもちろんエチオピア航空の負担。

 

現在地に注目

 

オムレツを頼んだのにスクランブルエッグが出てくるぐらいではもう驚かない。

 

空港に出発するまでの残り10時間のエチオピア滞在時間を充実させるべく、市内観光のしかたをホテルのフロントスタッフに相談。目的地はホテルから5km離れた大聖堂と国立博物館。

やたらとホテル仲介のタクシー観光を勧めてくる。ひとまず話を聞いてみる。

で価格交渉、

フロント:『1日で80ユーロ(約1万円)』   

著者:『まったく話にならない。』

フロント:『2時間で50ユーロ(約6,200円)』 

著者:『まだ高い。』

著者:『案内なし、往復の足だけで40ユーロ(約5,000円)』 

フロント:『50ユーロが相場!』

~『観光客プライス』に腹が立ち交渉決裂。~

著者:『歩いていく!』   

フロント:『2時間30ユーロでいい』 

 

・・・なんじゃそれ。

 

中国人、韓国人、日本人

タクシーで国立博物館に向かう。

国立博物館の目玉はルーシーという320万年前のアファール猿人の化石。

入場料10エチオピアブル(約50円)であるが、タクシーに乗ってから手持ちがないことに気づき、そのことを伝えると運転手さんが出してくれた。感謝。

 

ルーシー少女

 

物館の敷地内にいた少年。ボランティア(風の有料)ガイドでしょうか?

『チャイニーズ?』『No!』、『コリアン?』『No!』、『ジャパニーズ!』『いぇす( ̄― ̄)ニヤリ』

 

ホテルに戻りひと眠りしたものの、やはり物足りずホテル周辺を散策開始。

 

大使館周辺の写真撮影に注意

タクシーで通過した景色のよかった道を今度は歩いてみる。

途中何かのお役所か、どこかの大使館らしき建物を通過。

こうした政府系の建物を写真で撮ると警備員にめちゃくちゃ叱られることを先の出張で経験済みなので今回はスルー。

もういいだろう、というところで、建物の道の向かい側の景色をさっと一枚写して歩き出す。

しばらくもしないうちに、向かいから来る行商人のお兄さんからあからさまな目くばせと、歩いて来た方向を指す身振り。

嫌な予感しかしないが、ここは無視。

歩くにつれて、口笛のような音が聞こえるが、気のせいとしてサクサク歩く。

しかし音がだんだん大きくなり、さすがに気のせいで済まなくなる。

振り返ると奴がいる(古い)、いやポリスメン×3名。私服1名、制服2名うち一名マシンガン携行(半泣き)。

私服の警官が英語で話しかけてくる、自ら名前と役職を名乗り握手を求めてくるなど紳士的。だが目は笑っていない。

こちらに身分証を提示させて、渡航の意図を確認する。そしてやはり建物は某国大使館とのことで、撮影が禁止されているとのこと。

スマホの写真データもチェック。パスポートの顔写真のページもパチリ☆

ひたすら謝る。とにかく、圧倒的かつ猛烈な低姿勢で攻めまくり、無事お許しいただく。反省。

 

見晴らしの良い丘からアディスアベバ市内の景色をパチリ☆ この後、職務質問…

カメルーンと比べて

さてアフリカ西海岸のカメルーンから東海岸のエチオピアにきて気づいたのは、同じアフリカ人といっても見た目が違うということ。

端的にいうと、カメルーンは丸顔のガチムチ(ボビーオロゴン風)、エチオピアは面長の細マッチョ(スコッティ・ピッペン風(元ブルズ、わかんないですかね?))

 

カメルーン人とエチオピア人の比較(主観100%)

 

牛肉屋さんでしょう。

 

何かの広告。…まったく読めません。

どなたかエチオピアのアムハラ語わかる方、何の広告か教えてください。

 

ホテルの裏山

ホテル脇の道が裏の住宅街に続いていそうなので、散策開始。

赤茶けた坂道を上りだすと地元の大学生が追い越しざまに話しかけてくるなど、フレンドリーさがGood◎。野良犬も歩いており、ますますいい感じ。

しばし登って振り返ると街が一望できる。始めからタクシーなど乗って遠出しなくてもよかったと思う。

門構えの大きな屋敷が多いところを見ると、裕福なエリアなのだろう。

ひと区画ぐるりと回りながらホテルに戻る。道すがら親子連れにすれ違い、兄妹か友達かわからないが仲良しの二人組を撮影、ひしと抱き合いはにかむ表情がかわいい。

 

仲良しの兄妹?

 

道は気づけば石畳になっていてなかなかの風情。

学校帰りの友達連れや親子に何組もすれ違いほっこりする。

 

石畳の下り坂の向こうに見えるアディスアベバ市街。写真に無理に入り込まないでほしい笑

とにもかくにも満足な散策ができたのでホテルに戻り食事をする。

 

「中国人は食事中にお白湯を飲む」とのことで、お白湯が出てきた。…だから日本人だって笑!

夜10時、空港に向かうマイクロバスに無事に乗り、無事に出国手続きを済ませる。

もうエチオピア航空を使うことは二度とないだろう(予算次第)

でもエチオピアにはまた来るかもしれない、だって運転手さんに博物館の入館料を借りたままだから。

 

以上、4回にわたってウル○ン滞在記in エチオピア クラウドクレジット商品部のカメルーン出張記をお届けしました。

 

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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