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韓国で急発達するP2Pレンディング市場!Fintechが直面する課題とは?

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【台頭する韓国のP2Pレンディング企業】

 経済不況が続くお隣の韓国では、貸し手も借り手も銀行を通した取引を進めるのが困難です。借り手はなるべく低い金利を求めますが、大手銀行の厳しい貸出審査や貸金業者の法外に高い金利と直面するしかありません。また、投資家は比較的低い利回りの債券や株式でも、堅実で安定したリターンを求める傾向があります。

 韓国の大手銀行であるWoori(ウリィ)銀行に勤務していたリ・ヒョジンは、このようなジレンマを感じていました。銀行を辞職後、新しい職を探している際に P2Pレンディングに ついて知り、これは韓国で上手くいく!と感じました。現在P2Pレンディング会社 ”8PERCENT”を経営する彼女は、P2Pレンディング市場に大きな賭けをした起業家の1人となりました。

 近年、韓国ではP2Pレンディング企業が50社以上も台頭してきていますが、そのほぼ全ての企業が2015年に設立されました。世界の金融界トップのコンサルタントや、ベンチャーキャピタリスト、バンカー、ファンドマネージャーがP2Pレンディングに関心を一斉に寄せており、成長が期待される数社は、既にAltos Ventures(米)などの名高いベンチャーキャピタルから投資を受けています。2015年11月時点で、8PERCENT社は8.15 billion won(約702万円)の貸出をしており、同業社のなかでは最も高い貸出金額です。リ氏は来年には100 billion won(約8585万円)の目標を掲げています。

 また、P2Pレンディングの平均金利は8〜15%であり、かつ 少額の手数料しか取らないため、投資家にとっても好利回りです。貸出審査レベル が標準以下の顧客に対しての融資手段が少ない韓国では、今後もP2Pレンディング市場は大きく成長するであろう、とあるスタートアップ企業は述べています。

【独自のシステムで高い信用分析力を維持】

 8PERCENT社の貸出システムは、銀行が用いる従来の顧客口座データに寄った信用分析とは異なります。この貸出システム は、スタートアップ企業としての特性を生かし、ソーシャルメディアを用いて個人の行動情報なども考慮することができます。

 Funda社は独自の信用審査の分析方法を開発し、借り手の信用貸出格付けだけでなく、彼らの事業の売上推移も分析に組み込んでいます。同社は、キャッシュレジスターから売上推移や超短期の季節変動を読み取る装置を取り付けています。同社の渉外担当者は、「P2Pレンディングのようなタイプのビジネスには、迅速な信用分析が欠かせません。売り上げに基づいた分析システムは、借り手の返済見込みを正しく査定し、わたしたちが負担することになるリスクを軽減してくれます。」と述べています。

【成長へのハードル】

 P2Pレンディングビジネスは海外での成功実績はありますが、 他国と比べ銀行からの融資が受けやすい韓国で 長期的に持続可能なビジネスになりうるのが懸念されます。また、投資者保護の制度がまだ発達していないことも懸念点です。投資金損失のリスクは大きいにもかかわらず、現在では投資家を保護するシステムが構築されていません。P2Pレンディング市場の規模が大きい米国や英国では、制度も発達しています 。韓国でのP2Pレンディング市場全体の価値は約20 billion won(約21.2億円)とまだ低く、制度構築への動きはまだ緩やかです。

 特に、今後乗り越えなくてはならない大きな障壁は、融資によって得た利益にかかる税金です。P2Pレンディング企業が”貸し手”としてみなされる以上、政府は総利益から27.5%の税金を課します。この割合は、少ない手数料と顧客に友好的な利子率で運営するP2Pレンディング企業にとっては大きな負担です。「P2PレンディングがITビジネスに分類されるのであれば、課される税金は15%ですむでしょう。」と、ある企業の代表は言います。

 そんな中、先日パク・クネ大統領は、経済政策のイニシアチブとして金融セクターのIT企業支援を表明しました。セヌリ党(韓国の保守政党)では、金融・ITの融合分野として近年注目されている”Fintech”の特別委員会が設置され、代表のソ・サンキ氏はこう述べます。「先日の総会にて、P2Pビジネスにおける規制緩和への予算を提案しましたが、野党議員は異議を唱えています。」銀行などの金融機関もこの案には反対していますが、ソ氏は今後も説得を続けるつもりでいます。

BY PARK EUN-JEE, KIM HEE-JIN [kim.heejin@joongang.co.kr]

参考:Peer-to-peer lending takes hold in Korea

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