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コロラド州の証券取引委員長、 新しいエクイティクラウドファンディングの規制に署名

コロラド州の証券取引委員長、ジェラルド・ローマ氏は2015年7月30日、エクイティクラウドファンディングに関する新しい規制に署名しました。これでコロラド州は否認証投資家に、インターネットを通じた企業の未公開株式への投資を認める規制を施行する24番目の州になります。

これまでは年収20万ドル以上か、100万ドル以上の資産のある人でないと未公開株への投資はできませんでした。それがこの規制によって、誰でも5000ドルまで未公開株に投資できる様になります。

キープレーヤー

この新しい規制のキープレーヤーとなるのは、その取引をインターネットで仲介する人々です。そのウェブサイトは、皆さんがもうご存知の様なクラウドファンディングのウェブサイト、KickstarterやIndiegogoの様なものになるでしょう。ただし、これらのサイトは有価証券は取り扱っていません。それらのサイトは、新しい商品開発の為の資金援助を募っているだけです。

しかし、今回誕生するコロラドのエクイティクラウドファンディングサイトは州の証券取引委員会に登録され、そのウェブサイト上に名前が載る事になります。ここがクラウドファンディングサイトとエクイティクラウドファンディング仲介サイトの大きな違いです。

今回のコロラドにおける規制は仲介業者の業務範囲を明確に規定しています。仲介業者はディーラーや投資アドバイザーとしての役割を担う事はできません。例えば、エクイティクラウドファンディングサイトは未公開株式を発行している企業の名前をリストアップすることはできますが、どの株式に投資したら良いか、どの株式が有望か、等の情報を記載する事はできません。また、取引額に応じた課金もできません。未公開株式発行者に対して、一律のサービスフィーを課す事ができるだけです。また、仲介業者は、不正な未公開株式の売りが出ている可能性がある場合には、売り手を証券取引委員会に通報することが義務づけられています。

仲介業者は数多くあります。エクイティクラウドファンディングを導入した最初の州の一つ、インディアナ州には州の証券取引委員会のウェブサイトに登録されているエクイティクラウドファンディングサイトが3つあります。

プレーヤー側の準備

ウェブサイトなしではエクイティクラウドファンディングの仲介業は成り立たず、そのウェブサイトは証券取引委員会に認可される必要がある為、規制に則ったウェブサイトの構築と、必要書類の提出が求められます。エクイティクラウドファンディングの仲介業に興味のある人は、この点を理解し、速やかに準備を整えてほしい、とコロラド州の有価証券担当部門のディレクター、ジャレド・エルトル氏は話しています。法整備の充実とともに、プレーヤー側も準備を整えてゆくことがエクイティクラウドファンディング市場の成長の為には不可欠、ということです。

 

参考:

Colorado Securities commissioner signs off on new equity-crowdfunding rules.

http://www.bizjournals.com/denver/blog/finance_etc/2015/07/colorado-securities-commissioner-signs-off-on-new.html


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