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【資産運用ブログ】金融商品のリスクとリターンについて

資産運用ブログ1回目では、アセットアロケーションについてお話をしました。
今回は、主な金融商品のリスクとリターンの関係についてお話していきたいと思います。

一般的にリスクとは危険という意味でとらえられていることが多いですが、金融の世界では、“将来のリターン(収益)の不確実性”のことを指します。
リスクとリターンは相関関係にあり、リスクが大きいものほどリターンも大きく、リスクが小さいものほどリターンも小さいと言えます。

主な金融商品をリスクとリターン別に配置してみました。

定期預金などのローリスク商品では利回りは決まっているので将来のリターンの確実性は高いですが、得られるリターンは大きくはありません。逆に株やFXなどの金融商品は不確実性も高い分、得られるリターンも大きい可能性があります。その中間の商品として債券・ソーシャルレンディングが位置付けられます。債券は定期預金より大きなリターンが狙える商品もありますが、リスクとして発行体(国債であれば国、社債であれば会社)の信用リスクなどが考えられます。
もう一つのミドルリスク・ミドルリターンの商品として挙げたソーシャルレンディングの場合は、5%~10%台といった高い利回りの商品が多いようです。そうした高いリターンが期待できる一方で、リスクとして資金の借り手側の返済が滞るリスク、事業者の多くは創業間もない会社であるため事業者リスクなどが挙げられます。

 

リスクを取らなければリターンは得られませんが、リスクを取ったからといって必ずしもリターンが得られると限らないことには注意が必要です。

リスクとリターンの関係を鑑みると、リスクが低いのにリターンが高いというような、確実に大きく儲かる!というような投資話は怪しいと思ったほうが良さそうです。また、リスクが高くコストも高いというようなハイリスク・ローリターンの金融商品では効率よくお金を増やすことが難しいと考えられます。こういったローリスク・ハイリターンやハイリスク・ローリターンの金融商品には注意をしたほうが良さそうです。

資産運用を始めるにあたって、アセットアロケーションを決定する際、目標とする金額や自分の年齢、リスクとリターンの関係などを考慮したうえで、自分の目的に合った金融商品の選び方をするのが大切と言えそうです。


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