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クラウドファンディング8つのトレンドの到来がこれまでの投資の常識を変える!第2回

前回は投資型クラウドファンディングに近く訪れる8つのトレンドの内の4つをご紹介しました。今回はその続きとして残りの4つについてレポートします。

 

⑤ ベンチャーキャピタルとクラウドファンディングの共存時代!

ベンチャーキャピタル投資家が依頼を受ける案件の内、実に99%は棄却されると言われています。しかし今や、ベンチャーキャピタルから不採用を告げられた事業も、クラウドファンディングで、起死回生を狙うことができます。また、ベンチャーキャピタルはスタートアップ事業への投資を忌避する傾向にありますが、クラウドファンディングはむしろスタートアップ事業への投資が主流です。これらのことから、ベンチャーキャピタルとクラウドファンディングの両者による投資合戦は起きにくいと言われています。つまり、クラウドファンディングはベンチャーキャピタルが対応できないニーズに応える役割を果たしているのです。もしアメリカ中の家庭が、それぞれ資本の1%をクラウドファンディングに投資すれば、3000億ドルの資金が集まります。これは、年間のベンチャーキャピタル市場300億ドルの10倍。クラウドファンディングは、より多くの起業家が自らのアイディアを試せる機会を提供していくのです。

 

⑥ クラウドファンディングプラットフォームの淘汰が進む!

昨年は多くの新規エクィティ型クラウドファンディングのプラットフォームが登場し、競争は激化しています。今後、これらのプラットフォームは、リターンの高さ、使いやすさ、信頼性の高さなどの点から評価され、その口コミや統計的データが蓄積・分析されていくことになります。これにより、優良プラットフォームとそうでないものの見分けがつくようになり、いくつかのプラットフォームは淘汰されていくことが予想されます。

 

⑦ 〇〇専門のクラウドファンディングプラットフォーム!

近年急速に増えているクラウドファンディングのプラットフォームは、今後独自の専門性、得意分野を持つようになることが想定されます。例えばとあるプラットフォームは、医療機器に特化し、医療業界の投資家と医療機器メーカーを繋げるという付加価値を提供するようになるかもしれません。また、新興国のスタートアップ事業と、事業のグローバル展開に豊富な経験を持つ企業のマッチング専門プラットフォームなども浮上するかもしれません。この様なトレンドが加速する事で、各々のプラットフォームが特定の分野への色味を増し、その分野にまつわる最新情報を発信していく場へと発展していくことが期待されています。

 

⑧ 投資の世界は透明性を増す!

投資家が自らのポートフォリオをオンラインで管理できるようになると、インターネット上で多くの情報が公開・蓄積されます。各プラットフォームは、投資の契約形態や具体的な投資方法についての様々な情報を公開することになり、これらの情報が蓄積されていくことで様々トレンドが見えてくることになるでしょう。また、投資家は、自分が投資した案件には他にどのようなバックグラウンドの人々が参加しているか、彼らは他にどのような案件に投資しているかがわかるようになります。これまではよく見えなかった投資の世界が真の姿を現すことになり、投資家はより安心して投資が行えるようになるであろうという意見が至るところで囁かれています。

以上2回に渡り、エクィティ型クラウドファンディングのトレンド予想についてご紹介しました。これらのトレンドが着々と進んだその先には、投資のブルーオーシャン時代が待ち構えているかもしれません。皆さんも是非、エクィティ型のクラウドファンディングの昨今の流れに乗ってみては如何でしょう?


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