ブログ

【資産運用ブログ】アセットアロケーションについて

 

クラウドクレジットのコミュニティ・ブログでは個人投資家の方の資産運用におけるソーシャルレンディングへの投資の考え方について、これから情報の発信を行わせて頂こうと思っています!

 

1回目の今回は、資産の運用先のアロケーションについてお話をさせて頂きます。

 

アセットアロケーションとはアセット(資産)のアロケーション(配分)、株式や債券などの様々なアセットクラスがある中で、どのように投資先を配分していくか決めることを言います。投資成績の結果の大半はアセットアロケーションで説明ができる、とも言われており、投資を始める際にアセットアロケーションを考える方も多いのではないでしょうか。

 

参考として、世界最大級の年金基金である日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF:Government Pension Investment Fund)のアセットアロケーションを見てみましょう。

運用目標(名目賃金 上昇率+1.7%)を満たし、かつ、もっともリスクの小さいポートフォリオということで 選定されたアセットアロケーションは次の通りとなっています。

国内債券が 35%、国内株式が 25%、外国債券が 15%、外国株式が 25%と、国内・海外比率は 3 対 2、債券・株 式比率は半々となっています。

このアセットアロケーションは 2014 年 10 月に変更された後のものですが、以前のものより、国内債券比率が 下がり、株式比率が上がっています。

(以前は国内債券が 60%、国内株式が 12%、外国債券が 11%、外国株式が 12%、短期資産が 5%でした。)

 

ここで、流動性資産(銀行預金など)を組み入れたアセットアロケーション例を考えてみました。

 

 

金融市況の変動に左右されない流動性資産(銀行預金など)を 20%、国内債券が 12.5%、国内株式が 20%、海外 債券が 12.5%、海外株式が 20%、その他(REIT、オルタナティブなど)が 15%となっています。

この例では、債権と株の円貨建と外貨建の比率を半々とし、債権と株の比率は若干株式を高めに設定しています。

アセットアロケーションに正解というものはありませんが、自分に見合ったリスクとリターンを考えて、元本が確保された 流動性資産(銀行預金など)をどのくらいの割合にするか、金融市況の変動に左右される資産の中でも、値上がり益を狙う資産(たとえば株)と、金利収入を狙う資産(たとえば債券)の割合、円貨建てと外貨建ての比率を どうするか、などといった点を考えて決定することがポイントになりそうです。

 

《参考》 年金積立金管理運用独立行政法人  http://www.gpif.go.jp/index.html

 


最近のブログ