世界の失業・雇用不足問題

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こんにちは、エコノミストチームです。

世界経済フォーラムが発行したGlobal Risks 2015 10th Editionによると、今最も起こりやすいグローバルリスクと最も影響を与えるグローバルリスクのトップ10に挙げられました。経済リスクで唯一どちらのランキングにもランクインし、その深刻さはOECDや世界銀行が共同報告書を出すほどです。世界で2030年までにさらに6億人の雇用がなければ、人口増大に対応できず、グローバルで雇用危機に直面するとのことですが、それだけでなく、質の高い雇用を得る機会は十分にないとも書かれています。

 

ILOによると、2013年の全世界での失業者数は2200万人(失業率約6%)で、前年に比べると500万人増加しました。失業が大幅に増加したのは東アジアおよび南アジア地域で、これにサブサハラアフリカと欧州が続きました。対照的に、ラテンアメリカは失業者の増加数が500,000(全体の失業者の増加数の約1%)と低い数字でした。

 

(出所: Crowdcredit)

 

世界的な雇用需給ギャップは2013年に約6200万人に達し、そのうちの3200万人が新規求職者で、2300万人が職探しをあきらめ労働市場から去った人、700万人が労働市場への参加を望まず経済活動を行わなかった人とのことでした。

 

では、現在の傾向が続けばどうなるのでしょうか。ILOは現在の傾向が続くと、2018年までに失業者はさらに1300万人も増加し、求職者が21500万人以上に達するとみています。それだけでなく、毎年4000万人の新規雇用が創出されますが、毎年労働市場に参入する4260万人もより少ない状況を見通しています。

 

(出所: Crowdcredit)

 

2013年の若者(15-24)の失業者数は約7400万人で、前年より100万人以上増加しました。若年失業率は13.1%と成人の約3倍です。若年失業の問題は中東および北アフリカが特に顕著では、先進国では若年失業とは違って長期失業が増加しています。スペインやギリシャでは再就職までの期間が金融危機前の2倍になるなど、失業期間の長期化が見られます。失業の長期化は、労働市場回復の足かせになるだけでなく、長期間失業している求職者もスキルを失い、類似の職業や同党の技能水準の仕事を見つけることがより困難になります。

 

では、現在の雇用問題を解決するために何をすればいいのでしょうか。

報告書は、より雇用にやさしい政策への転換と労働所得の引き上げが経済成長と雇用創出を押し上げると指摘しています。雇用不足は消費と投資を抑制するため、景気回復を妨げますが、逆に雇用が回復すると消費と投資が増加し、景気回復が促進する効果もあります。

今後は各国の雇用情勢がどのように回復していくかに注目です。

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