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投資型クラウドファンディングがアフリカに…!

こんにちは、マーケティングチームです。

約10年後の2015年の市場規模は、960億ドル(10兆円以上)との予想がされている、新興国・途上国のクラウドファンディング

この発表に後押しされ、クラウドファンディング資本アドバイザー(Crowdfund Capital Advisors:CCA)と、ケニアの天候イノベーションセンター(Kenya Climate Innovation Center:KCIC)が画期的な取り組みを開始しました。アフリカで初めてのクラウドファンディングセミナーの実現です。

 

            KCICエドワード・ムンガイCEO                   セミナー参加者

「クラウドファンディングは、欧米などの先進国が発祥。アフリカにその流れが到着するのはまだまだ先のことでしょ。」セミナーに参加した人々は、はじめは口々にそう唱えていたようです。しかし、KickstarterIndiegogoのケースを、ケニアのベンチャー事業に当てはめてディスカッションやロールプレイをしてみると、参加者のイメージは一転。彼らは、アフリカやケニアでも、クラウドファンディングにより資金調達やマーケティングを行うことができると信じ始めています。

さらに、KCICは、途上国型クラウドファンディングの先駆的取り組みとして、6つのパイロット事業を本セミナー参加企業の中から選出しました。従来よりも湿度が低く密度の高い、効率的な木炭を開発したiCoal Concept や、防水のソーラーランタンの普及を目指すSkynotch Energyなどのビジネスが、厳しい選考を経て選ばれました。これらの事業は、まずは、コンセプト、収益性、マーケティング手法などを審査されました。ですが、それだけではクラウドファンディングに適した事業は見極められません。さらに、オンラインアンケート、インタビューなどを経た事業主に対して、KCICは最後にピッチ大会を実施しました。ちょうど、エンジェル投資家のロン・コンウェイが投資先を決める方法と似ています。

これらのパイロット事業は、今後どのように進められていくのでしょう。現在、これらの事業は、クラウドファンディング上での資金調達やマーケティング方法について、CCAやKCICと共に施策を練っています。当初、エクイティファイナンス(株式発行)によりこれらの事業の資金を調達することも検討されていたものの、クラウドファンディングにおけるケニアの法律が未整備であることがわかりました。そのため、KivaやIndiegogoに似たプラットフォームを活用することになるとの見方が濃厚のようです。

これらのパイロット事業が進むことで、新興国・途上国にもクラウドファンディングの流れが押し寄せる可能性があります。クラウドクレジットは今後の新興国・途上国でのクラウドファンディングの可能性に大きな期待を寄せています。

参考:infoDev, World Bank


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