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クラウドファンディングと従来のファンディングの違いについて

 

こんにちは、マーケティングチームです。

 

クラウドファンディングにおいて、私たちがよく受ける質問には次のようなものがあります。

 

「クラウドファンディングにできて、従来のファンディングにできないことって何?」
「クラウドファンディングは、インターネットが媒体ということ以外に、従来のファンディング(資金調達)と何が違うの?」

 

刻一刻と発展・多様化するインターネットやソーシャル・ネットワークを背景に、この問いに的確に答えることはなかなか難しいことです。というのも、クラウドファンディングの歴史はまだ浅く、当該分野の研究はまだ始まったばかりだからです。

 

しかし、クラウドファンディングのメリットやの関するデータの集積・分析は積極的に行われています。例えば、この分野において比較的歴史の長い、オーストラリア生まれのASSOB(Australian Small Scale Offerings Board)の過去7年間のデータからは、興味深い所見が得られています。

 

通常の方法で融資を受けた企業の40%が3年も経たないうちに廃業するのに対して、ASSOBより出資を受けた企業の86%は投資から7年後も存続しているとのことです。その理由は明確にはされていませんが、専門家は、クラウドファンディングが、投資者と債務者間の透明度を高め、ミスマッチを軽減する効果があると分析しています。

このようなクラウドファンディングにおける事例やデータ分析が進むに連れ、人々のインターネットを媒体とした投資への期待は拡大していくものと見られます。現在は、先進国でのプレゼンスが高いクラウドファンディングも、新興国や途上国のITインフラ、金融に関する法整備が発展し、インターネットへのアクセス、SNSの利用が増加するに連れ、全世界に広がっていく可能性を秘めています。世界銀行は、2025年までの新興国、途上国のクラウドファンディング潜在市場規模を、900-950億ドル(10兆円以上)と見積もっています。

 

 

クラウドクレジットは、まさにこの、先進国から途上国に広がるクラウドファンディングの流れを大きくすることに貢献しつつ、実務を通じて得られる経験、学びや教訓をみなさんに共有することで、より多くの人が満足できる金融インフラを整えることに闘志を燃やしています。

 

参考:世界銀行 “Crowdfunding’s Potential for the Developing World


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